30代に一番読んでた本
yurumutoki本屋のおすすめ本 ①
「365日、自分がいちばん心地いい生き方」
by 浅野裕子さん
「8月4日は新しいことを始めたらいい。」という記事を目にしたので、
ランダムになりますが、わたしの本棚にある本をご紹介していこうと思います。実は、6月に引越しをしたとき、たくさんあった書籍や雑誌を厳選に厳選を重ね、第三次オーディション(←大げさ)まで実施して勝ち残ったのが、いま我が家にある本たち。そこからピックアップしてご紹介したいと思います!
30代の頃、人生の転機ともいえる経験をし、心が苦しくて、
どうしようもない時期がありました。
心のバイブルとして、時には叱咤激励本として、苦しい時、悲しい時、
迷ったとき、悩んだとき、いつも本屋をはしごして、何冊も手にして帰り、
気がすむまで読みあさっていました。
そんな時期に出会ったのが、浅野裕子さんのこの本です。
「365日、自分がいちばん心地いい生き方」
子どもの頃から、いつも誰かの顔色をうかがって生きてきた私は、
本音を言ったら嫌われる。
嫌われないためにはどうしたらいいか?
そんなことばかり考えて生きてきたような気がします。
そして誰かの役に立って、その人が嬉しそうにしてたり、
感謝されることで、自分の価値を見出そうとしていたのです。
(その癖はいまだに残っているところはありますが・・・)
30代に、自信喪失するできごとがあり、人間不信にまで陥った私は、
自分はなんてダメ人間なんだろう・・・と、自分のことが大嫌いで、
ダメな部分を見つけては落ち込んで、泣いて・・・を繰り返してました。
そんな時、この本を手に取り、1章から順番に読み進め、いっきに読み終わると、何だか勇気がわいてきたのを覚えています。
それから、問題に直面するたびに、気になるタイトルのところを開いて、
何度も読み返す日々。ほんとにお世話になった1冊です。
いつしか、徐々にココロの傷も癒えて、読み返すことも減っていきました。
今回、引越しオーディションで、ひさしぶりに手にしたとき、
一気に苦しかった30代を思い出しました。
いっそ手放そうかと思いましたが、そこから現在まで、私なりにがんばってきたので、戦友として、やはり残しました。
昨日、新しい街での本屋めぐりをしていた時、店頭にこの本が山積みされていました。ちょうど同じようなテーマの本がたくさん並んでいる中に、
この本を見つけ、「あ!」と小さく叫んでしまいました。。。
家に帰り、ひさしぶりに開いてみると、不思議なもので、
今の自分が気になる部分を読んでみても、気になる話題が当時と違うので、
これまた、新鮮な気持ちでメッセージが伝わってきます。
「やっぱり、一緒に引っ越してきてよかったな」
いくつになっても、立ち止まってしまった時には、この本を開いて、
その時の自分とゆっくり対話していこうと思うのでした。
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