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ゆるく楽しむ日曜地質学:2021年9月26日号

仙台市では昨日あたりから急に肌寒い空気になってきました。
冬が近づいてきましたねぇ。

火炎構造【地質豆知識:004】

地質なのに火炎って何だ?と思うかもしれませんが、たまに見られるもので、私も災害現場の調査中に見つけたことがあります。
砂岩や泥岩、凝灰岩などの堆積岩に見られる構造です。

火炎状構造

火炎構造:産業総合研究所より

なかなか面白い模様だと思いませんか?
左下の白っぽいのが泥岩で、右上の灰色が砂岩です。
泥岩がまだ固まっていなくて水を含んでプヨプヨの状態で、上に砂岩が乗っかったようです。その重みで泥が流動して、このようなかたちになったと考えられています。
この構造は「密度の大きな(重い)砂が下に落ちる」「下の泥(細かい粒子)が上の砂粒間の隙間を埋めるように上に上昇する」の作用でできることから、地層の上下判定の手掛かりになるそうです。

特に古い時代の地質の場合、度重なる地殻変動で上下が逆転してしまっている地層もありますからね。


過去記事紹介【004】

まだまだ試行錯誤を繰り返していたころの記事です。

コロナの影響でNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の撮影が進まず、しばらく休止した時期がありました。
その時に、私の妄想が暴走してできあがったお話です(笑)
桶狭間の戦いの時の、織田信長今川義元の動きを地形図で追っていき、最後の決着は地形が関係しているかも知れない?という内容です。
「そういうこともあるかも?」と話し半分以下のフィクションだと思って読んでいただければと思います。


今週の予定

ワクチンの副反応は、おかげさまで軽く済みました。
あとは2回目ですねぇ(;^_^A

今週も山場は続きますが、なんとか金曜日には記事をアップしたいと思います。今週の金曜日は、もう10月なのですね。

〇10/1 木曜日:都道府県シリーズ season2:秋田県
ダイナミックに変わりゆく大地を見よう:秋田県中北東部高山地域【災害から身をまもるvol.33】

もし記事がアップされなかった時は「仕事終わらなかったんだな」と思っていただければ幸いです(;^_^A

一週間なんとか頑張ります。
来週もまた、お会いしましょう!

以上、お読みいただきありがとうございました。
今週もよろしくお願いいたします。

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