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【都道府県シリーズvol.31】岡山県:プロローグ

都道府県ごとに地形と地質を見ていくシリーズ。
今回は岡山県です!

岡山県の全体像

岡山県は通過しただけで、まだ行ったことがない県です。いずれ行ってみたいと思っています。
宮城県民にとっては故・星野仙一さん(東北楽天ゴールデンイーグルスの元監督)の生まれ故郷として、真っ先に思い浮かびます。

あとは桃太郎の発祥の地としても有名ですよね。

では地形図を見てみましょう。

地形図01

スーパー地形(カシミール3D)より抜粋。
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。

南部の瀬戸内海沿いには平地がありますが、そこ以外では山間地域が広がっています。
でもそこまで標高は高くなく、アチコチで網目状に谷が刻まれています。

地形図_県境

県境を入れると、イメージが湧きやすいでしょうか。

地理院_県境

険しい山は少ないからか、道路は網の目のように張り巡らされていますね。
でもやはり沿岸部が交通の要衝なのでしょう。
鉄道、国道、高速道路が並走しています。

地質図_県境

地質は結構、複雑そうですね。
全体的にピンク系が多めですが、モザイク状でカラフルです。


地形区分

では、いつもの地形区分です。
岡山県には標高1000mを超える山が少ないため、3色になりました。

地形区分

これまでと同様に概ね土地の高さの違い等で色分けしています。

青色:標高0m~300mくらいの平地を中心とした地域。
緑色:標高0m~500mくらいの平地~中山間地域。
茶色:標高100m~1000mくらいの山地を中心とする地域。

10の地域に区分できました。
便宜的に市町村境界で区分した地域もあります。
平坦地域は離れた地域がありますが、小規模なので一括しました。

以下に各地形区分が属する市町村をお示しします。
岡山県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。


都道府県シリーズ:「岡山県」のインデックス

①:北東部山間地域
西粟倉村(にしあわくらそん)全域。鏡野町(かがみのちょう)のほぼ全域。津山市中~北部。奈義町(なぎちょう)北~東部。
美作市(みまさかし)北部。

②:北西部山間地域
新庄村(しんじょうそん)の全域。真庭市(まにわし)・新見市(にいみし)の中~北部。

③:西部山間地域
新見市南西部、高梁市(たかはしし)中~西部。
井原市(いばらし)のほぼ全域、矢掛町(やかげちょう)北西~北東端部。
総社市(そうじゃし)中~西部。

④:中央部山間地域
新見市南東部、真庭市南部、津山市南西端部、高梁市東部。
総社市北部。吉備中央町(きびちゅうおうちょう)全域。
美咲町(みさきちょう)中~西部。岡山市北部。
久米南町(くめなんちょう)西部。

☟この地域の記事




⑤:北東部平坦~中山間地域
鏡野町南端部、津山市・奈義町南部。
勝央町(しょうおうちょう)全域。美作市西部、美咲町北部・北東部。

⑥:東部山間地域
美作市中~南部、津山市南端部、美咲町・久米南町東部。
赤磐市(あかいわし)・和気町(わけちょう)・備前市(びぜんし)北部。
岡山市北東部。

⑦:南東部平坦~中山間地域
岡山市中部、南東端部。赤磐市・和気町南部。
備前市・瀬戸内市(せとうちし)のほぼ全域。

⑧:南西部平坦~中山間地域
総社市・井原市の南部、倉敷市北西部。
矢掛町・笠岡市・浅口市(あさくちし)のほぼ全域。
里庄町(さとしょうちょう)の全域。

⑨:南部平坦地域
備前市南西端部、瀬戸内市北西部、岡山市中~南部、倉敷市中部。
笠岡市南部、浅口市東部。早島町(はやしまちょう)の全域。
玉野市(たまのし)北西端部。

⑩:南部平坦~中山間地域
岡山市南端部、南西端部。玉野市のほぼ全域。倉敷市の中~南東部。


今回はここまでとなります。
今後は各地域の地形・地質についての詳しい情報をお届けします。

お読みいただき、ありがとうございました。

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