【都道府県シリーズvol.34】愛知県：プロローグ

都道府県ごとに地形と地質を見ていく「都道府県シリーズ」。
vol.34は愛知県です！

愛知県の全体像

愛知県と言えば、味噌カツ、味噌煮込みうどん、ひつまぶしなどなど、有名な名物料理が多いですよね。
初めて愛知県に行ったときに、真っ先に食べたのが味噌カツです（笑）

プロ野球では中日ドラゴンズの本拠地ですし、何と言ってもイチローの出身地。織田信長や豊臣秀吉など、日本の歴史に大きな影響を与えた人物も大勢います。
漫画ではドクタースランプ（あられちゃん）では、名古屋弁を話すキャラクターが出ますが、作者の鳥山明さんが名古屋出身で有名ですよね。

そんな愛知県、どんな地形なのか？
見ていきましょう～。

スーパー地形（カシミール3D）より抜粋。
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです（出典：国土地理院ウェブサイト）
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。

愛知県と言えば、ニョキッと突き出た2つの半島が特徴的ですよね。
東が渥美（あつみ）半島、西が知多（ちた）半島です。

こうして見ると、濃尾（のうび）平野は愛知県の端っこだったんですね。
また東半分が山がちで、割と地形の違いがハッキリしています。

やはり地質図を見ても地域による違いがハッキリしています。

国土地理院地形図をかぶせました。
やはり大都市である名古屋市を中心に交通網が発達しています。

地形区分

では標高や地形的特徴の違いから、地形区分してみます。
愛知県は標高が1000mを超える地域が一部でしたので、3色（青・緑・茶）の区分になりました。

10の地域に区分できました。
これまでと同様、概ね土地の高さの違い等で色分けしています。

青色：標高0ｍ～50ｍくらいの平地を中心とした地域。
緑色：標高0ｍ～600mくらいの平地～中山間地域。
茶色：標高200m～1000mくらいの山地を中心とする地域。

便宜的に市町村境界で区分した地域もあります。
以下に各地形区分が属する市町村をお示しします。
愛知県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。

都道府県シリーズ：「愛知県」のインデックス

①：北東部山間地域
豊根村（とよねむら）のほぼ全域。東栄町（とうえいちょう）全域。
設楽町（したらちょう）南東部、新城市（しんしろし）東部。

②：北部山間地域
設楽町のほぼ全域。

③：中東部山間地域
新城市中～西部、豊田市南東部。岡崎市（おかざきし）東部、南部。
豊川市北～北西部。蒲郡市（がまごおりし）北部。
幸田町（こうたちょう）東部。

④：南東部平坦～中山間地域
新城市南部。豊川市・豊橋市（とよはしし）のほぼ全域。
田原市（たはらし）の全域。

☟この地域の記事

⑤：南東部平坦地域
豊川市南東～南西部。豊橋市北東～北西部。

⑥：北西部平坦～中山間地域
犬山市（いぬやまし）・小牧市（こまきし）・春日井市（かすがいし）・大口町（おおぐちちょう）・扶桑町（ふそうちょう）・江南市（こうなんし）・豊山町（とよやまちょう）の全域。
岩倉市（いわくらし）・尾張旭市（おわりあさひし）・瀬戸市のほぼ全域。
一宮市（いちのみやし）北～北東部。
名古屋市北東部、北名古屋市北東端部。

⑦：中西部平坦～中山間地域
豊田市中～南西部、岡崎市西部。蒲郡市・幸田町・安城市（あんじょうし）・知立市（ちりゅうし）・刈谷市（かりやし）・豊明市（とよあけし）のほぼ全域。西尾市（にしおし）・高浜市（たかはまし）東部。
碧南市（へきなんし）北東端部。大府市（おおぶし）中～北部。
東郷町（とうごうちょう）・日進市（にっしんし）・長久手市（ながくてし）・みよし市の全域。
瀬戸市南西端部、尾張旭市南端部、名古屋市中～東部。

⑧：南西部平坦地域
刈谷市中～西部。豊田市・安城市南西端部。知立市北端部、豊明市南端部。
大府市・東浦町（ひがしうらちょう）東部、高浜市西部。
碧南市・西尾市のほぼ全域。

⑨：西部平坦地域
あま市・大治町（おおはるちょう）・稲沢市（いなざわし）・愛西市（あいさいし）・蟹江町（かにえちょう）・弥富市（やとみし）・飛島村（とびしまむら）の全域。
一宮市南～南西部、名古屋市中央南部～西部、岩倉市南西端部。
北名古屋市のほぼ全域。
東海市（とうかいし）西部、知多市（ちたし）北西部。

⑩：南西部平坦～中山間地域
東海市東部、大府市西部。知多市・東浦町のほぼ全域。
阿久比町（あぐいちょう）・常滑市（とこなめし）・半田市（はんだし）・武豊町（たけとよちょう）・美浜町（みはまちょう）・南知多町（みなみちたちょう）の全域。

今回はここまでとなります。
今後は各地域の地形・地質についての詳しい情報をお届けします。

お読みいただき、ありがとうございました。