名古屋からいちばん近い島「日間賀島」を歩く 国内旅行記・愛知編【単発】
こんにちは。日本の色々なスポットを巡りながら、その土地の魅力と感じたことを書き綴っています。
愛知県へ小旅行をしに行きました。今回はその記録です。ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです。
7月中旬の連休初日。東京駅7時ちょうど出発の新幹線に乗るために最寄り駅へ。「駅弁はなに食べようかなー」とか考えながらSuicaにチャージをしようとした時、財布がないことに気付く。
電車を検索しながら走って自宅に戻り、財布を回収して再び駅へ。今回も幸先不安です。
新幹線に揺られて1時間30分、名古屋に到着。
すぐさま名鉄名古屋に行って、河和(こうわ)線に乗り換えて1時間。終点の河和駅へ。今回の目的地は島、これから船に乗るために河和港へ。
連絡船に乗って20分、目的地に到着!
タコと絶景の島「日間賀島」
今回の舞台は、知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾に浮かぶ日間賀島(ひまかじま)。知多半島の先端からは約2Kmほどでアクセスがとてもよく、”名古屋からいちばん近い島”として有名な離島です。
島の周囲は5.5Km、人口およそ1,700人ほどが暮らす小さな島ですが、名物のタコとフグをはじめとした新鮮な海産物、海水浴や釣りといったレジャー、島ならではの絶景と旅館を目的に訪れる観光客は、年間20万人以上にものぼります。
島のいちばんの玄関口、日間賀島西港からとりあえず島を一周しつつ散策していきます。では行きましょう!
港から歩いてすぐには島内唯一の駐在所。テレビやSNSでたくさん紹介されたことから、すっかり島の観光スポットとして定着。2階部分は駐在さんの住居らしい。
島の沿岸部を歩いていきます。
この日の最高気温は37°Cほど。島だから涼しいと思っていたのですが、正直かなり蒸していてヤバい暑さでした。
灼熱の中を30分ほど歩いて東港に到着。ビール飲みます。
たいかいろう東店
ご飯は東港の近くにあるたいかいろう東店へ。
せっかく日間賀島に来たので、やっぱりタコを味わいたい! けれど、かなり混雑していて時間がかかるとのことで、釜飯はあきらめて刺身定食とタコぶつを注文。
名物のタコはもちろん、刺身がめっちゃ美味しい。人生でトップクラスの味でした。とにかく繁盛しているお店なので、訪問する際は早めの時間に行くことをおススメします!
さて、島の散策を続けます。
自分事ですが、記憶のを辿る限り島に来るのはたぶんはじめて。密集した家と趣ある路地、島ならではの景色が素敵です。
しばらく路地を歩いてタコを祀っている珍しいお寺へ。
安楽寺
かつて島の大磯に建っていた筑前寺。そこに奉納されていた「本尊胎内仏」が、地域で起きた大地震の津波によって流されてしまいました。見つからずに人々が諦めかけていたところ、なんと本尊を抱えたタコが引き揚げられました。
体を張って助けてくれたタコに対し、本尊はお礼のために好物の貝などの魚介類を呼び寄せることを約束し、それ以降、周辺の海域では豊富な海産物が獲れるようになり、そういった経緯から日間賀島ではタコを崇めるようになり、タコの名前を冠した「蛸阿弥陀如来」を安楽寺に祀っています。
タコを祀るって珍しいし、その経緯も面白いですよね。つくづく色々な文化があるんだなあ…と感心しちゃいます。
ビーチ方面を目指しながら、道中の日間賀神社へ。
境内の中に古墳群がある神社で、祭事も年間で何回か行われる島内ではいちばん大きな寺社ですかね。
近くにはSNSで有名になった定番スポット「恋人のブランコ」があります。自分には縁はないですが、シーズンによっては並びができるほどに混雑するそうです。
近くの喫煙所で一服していると、同志(愛煙家)から話しかけられて、話を聞いてみるとブランコを作られた方でした。すげー。
沿岸部を歩いて島の北部エリアへ。北港はたくさんの漁船が停泊中。桟橋にはタコ壺が積まれているので、名物のタコはここで揚げられているのでしょうかね。
あと北部エリアには日間賀島の資料館もあります。年季が入っていていい雰囲気。
離島には珍しい下水処理施設もあって、島の暮らしは主に北部が担っている感じですかね。
日間賀神社の鳥居にもありましたが、特徴的なしめ縄がかかっています。「伊勢神宮が近くいから島にも関係がある~」的なことを船内のアナウンスで言っていたので、たぶんそれです。
日間賀島はタコだけでなくフグも名産。2つの名物になぞらえて「多幸(タコ)と福(フグ)、幸せになれる島」と呼ばれています。扇子を持っていてかわいい。
さて、3時間ほど歩いて西港に帰還。ひたすらに暑くて汗がびっしょり……。
さらにこのあとコインロッカーのカギを紛失して冷や汗もびっしょり。(お店に落としていました)
東京、大阪、そして名古屋からアクセスしやすい日間賀島。島ならではの風景と美味しい海鮮を楽しめる素敵なところでした!
興味のある人はぜひ行ってみてください!
では、また!
Tsuchinoco
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?