お前はオウムか!
今日は、自分がnoteにアップした過去記事のひとつをどうしても読み返したくて探し回っていたんだけど、いまだ見つからない。
他のさがしものと同じで、思いついたところで見つからなければローラー作戦を展開するしかない。かたったぱしから読んでいくわけである。それで2時間かかってしまった。それでもまだ見つからないし、ぜんぶは読めないい。よくまあこんなに書いたものである。ホント―に時間を食ってしまった。
読みながら修正できるところは、修正した。
・「女性問題」は「不倫問題」に訂正した。説明はいらないだろうが、ジェンダーバイアスである。不快な思いをした人はごめんなさい。
・SWITCHはSwitchに。XBOXはXboxに。ネットフリックスはNetflixに修正した。仕事ガラ商標名は二重三重にチェックするが、noteでは意図的に手を抜いた。しかしいま読みなおしてみると見た目が悪い。
・最初から2つめの記事の前半部分が消滅している。なんかの拍子で削除したまま上書きしてしまったのだろう。あれではなにがなんだかわからない。めんどくさいな。
さて本題です。
読み返してみて意外だったが、ぼくはオウムについてやたら触れている。それだけあの事件はぼくに、そしておそらく多くの同世代の人々のこころに影を落としているのだろう。
このnoteは令和2年に書き始められたものであり、サリン事件の実行犯らの死刑がすでに全員執行されたのちにスタートした。もし、いまでも彼らが拘置所で生きてたとしたら、ぼくはあれほどあちこちでオウム、オウムと連呼していないかもしれない。
オウム実行犯の中には、ぼくよりも精神的・知的にはるかに優れた人たちも混じっていた。かれらはすでにいないが、逆にそのことで、残されたままの宿題がはっきりした。
カルトの問題はまったく解決していない。むしろ重大な意味を帯びてくるとすればこれからだ。
アメリカ大統領選挙のゆくえはいまだに予断を許さないが、おそらくかなりの確率で来年初めにはバイデン政権が発足するはずだ。そしてその後、トランプ氏は下野し、独自のネットメディアをたちあげてカルトな影響力をもちつづける可能性が高い。
おそらく彼はアメリカの隠された部分を暴露し、それには一定の正当性もあるだろう。彼自身、ひとりの人間としての正義の思いにつきうごかされている部分はあるはずだ。そして、かれを支持する草の根保守の人々は、その点を支持している。喝采があがり、救世主の扱いを受けるだろう。
人類にたくさんの時間が残されているなら、それも結構だ。モリカケのようなことが世界規模で展開し、みながすったもんだ楽しむわけである。
「いまはそれどころじゃない」という声は「不正を黙認するつもりか?お前は体制の手先か」という声とぶつかり、説得力を失う。
オウムという単語は、ぼくにとって無力感のシンボルのようなものだ。二度と書かないかもしれないし、これからもオウムオウムと連呼するかもしれない。どっちになるかはわからないけど、地球よりもダイジなのが民主主義であることはまちがいない。地球を失っても正義は貫かねばならない!民主主義の手続きをムシして世界を救うなんてことを言うお前はオウムか!(地球のことなんかどうせいつか誰かが解決してくれるんだから、心配しなくてもだいじょうぶなのである)。
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