日本人がテレワークでシンドイさを感じるのは…
緊急事態宣言が全面解除されれば、事業所に出社しての業務に戻る企業も多いだろう。
「よかった、今まで通りの仕事に戻れる」と嬉しく感じるか
「テレワーク生活が終わってしまう」と残念に思うか。
どちらかと言えば前者が多いのではないか?
そんな企業ほど、何度も繰り返している緊急事態宣言に左右され、テレワークも実施と解除を繰り返していることだろう。
この一年半、コロナ禍での働き方で学んだことはなんだろう?
リモート会議やメール、SNSの活用などICT分野では飛躍的に進歩はした。
が、個人の作業が増え、コミュニケーション不足で不安になったり、オーバーワークをして体調を崩した方も多いのではないか。
順調にテレワークに移行した会社であっても「週1日は出社したい」との意見もある。
なぜ出社したがるのか?
通勤の負担も無く、自分の好きな時間に仕事ができ、外部からの騒音や邪魔もされず、口うるさい上司とも顔を合わさなくても良いのに…
それは日本人が幼少期に教わった『集団行動』が身についていて、それが心地よいからではないか?
「決められた時間通りに」「みんなの和を乱さず」「決められたことをキチンとこなす」
「時間も仕事の方法も、足並みを揃えながら慎重に作業する」ことが美徳だと感じる。
本来のテレワークとはある意味真逆の発想だ。
テレワークして体調や心を崩す人はこの身につけてしまったモノを切り替えることが苦手なのではないか。
その場合、いっそ学生時代のように「企業の時間割」を作ってそれに沿ってテレワーク生活をすればペースを乱すことなく幾らかは快適に送れるのではないだろうか。
ただし、必ず90分に一回15分程度の休憩時間(休み時間)と、残業はさせない工夫を企業は忘れずに。
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