現代の食生活が人々にもたらすもの

こんにちは(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎谷中ゆりです。

前回は、体質改善とはなんなのか
そして体質改善をする前にしておいた方がいいことをお話ししたのですが
今回は現代の食事が人々に何をもたらすのかお話しをしていきたいと思います。

前回の記事で「日本人は本来植物性たんぱく質やお米を中心に生活をしてきた。」とお話しましたので
現代の食事がもたらす影響について知ってほしいと思い今回はこちらのテーマにいたしました。

第二次世界大戦後ぐらいまでは、我々日本人の食事は
ご飯・味噌汁・お野菜・魚介類・漬物(発酵食品)等々などが主流でした。
たまに贅沢で鶏肉を食べる程度でした。しかし終戦後、戦後アメリカの余剰農産物を受け入れる代わりにドル借款(しゃっかん)が自由に使用できる
協定に日本政府は調印しました。このことがきっかけとなり、学校給食が始まりパンが製造、推奨され多くの子ども達に供給され、定着しパンが常識的となり”米離れ”が進んでいったのです。

生活環境も大幅に変化した今、より一層”米離れ”が深刻化しているのです。
共働き世代が増えたことや、生活時間の変化や世の中における男女の役割の変化などにより家族で一緒に住んでいるにも関わらず一緒に食事をとることが難しい家庭が増えています。
そのことにより、個食・孤食・固食・粉食と言った言葉が言われるようになりました。

それぞれの”こしょく”について解説をしていきたいと思います。
個食→家族に属している人が個人で食事をとること
孤食→本人の意志とは別に1人を食事をせざるを得ない状況のこと
固食→同じものばかりを食べ続けること
粉食→麺類やパンなど小麦粉製品ばかりを食べること

この”こしょく”によって、現在問題になっているのが「新型栄養失調」です。
世の中は新型コロナウイルスで大変だとは思いますが、「新型栄養失調」も現代の日本においてはかなりの問題となっているのです。
戦時中や終戦直後は食べるものがなく栄養失調になる人々はたくさんいました。
しかし、食料不足ではない現代においてどうして栄養失調が問題になっているのしょうか?

「新型栄養失調」は摂取カロリーは足りているのに特定の栄養素(タンパク質やミネラル)が不足している状況のことを言うのですが、この栄養失調になる人々の多くは、高齢者だと言われています。
出来合いのもので済ませてしまったり、お茶漬けなどの簡単でさっぱりしたもので食事を済ませてしまったりします。
また、配偶者が亡くなり料理をしなくなったり自分自身で料理ができないため外食に頼りがちになったりと高齢者は栄養失調になりやすい環境にあります。

高齢者の栄養失調も大きな問題ですが、専門家が指摘している問題はそれだけではないのです。
中年の方や20代〜30代の若い女性の栄養失調が指摘されています。

若い女性に多いのが、自己流の過度な食事制限と無理なダイエットです。
正しい知識を身につけず、己の感覚で過度な食事制限をしてしまう女性が後を絶ちません。

多くの女性が持つ「痩せたい」と言う願望。そう思う気持ちもよくわかります。
私ももうすこし痩せたいな〜とか思いますし(笑)

誤ったダイエット方法による食生活は、鉄分の不足などの潜在的な栄養不良の可能性が高まります。
鉄分の不足による貧血は、だるい・疲れやすいといった様々な症状をもたらします。
鉄分不足を防ぐためには赤身のお肉やお魚・ほうれん草などの緑葉野菜を食べ、さらに鉄分の吸収を高めてくれるビタミンCを多く含む食品を組み合わせて摂取することが大切です。
特に毎月生理のくる40歳ぐらいまでの女性は、鉄は1日に10.5mg摂取すると良いと言われていますが多くの女性が不足していると言われています。多くの女性が不足していると言われています。
食べ物で摂取するのが難しい場合は、サプリなどを使って上手く取り入れる事も良いと思います。

皆さんに今一度考えてほしいのですが
『美しい=痩せている』だと思っている方は多いのではないでしょうか?
果たして本当に痩せていることが美しいことなのでしょうか。私は痩せていることが美しいことだとは一つも思いません。
痩せている方がいいという価値観で苦しんでいる人たちがたくさんいるのです。

「やせ願望」が深刻化すると拒食症や過食症といった病気を招く恐れがあります。
両者ともに、摂食障害ですが前者は太ることを極端に恐れ食べ物を避けるため極端な”痩せ”を伴います。
後者は数日間・数ヶ月にわたって過食を繰り返すのですが、体重の増加を防ぐための代償行為(嘔吐や下剤の使用など)をするようになります。
また、摂食障害が慢性化することによって無月経や低血圧・不整脈などの症状なども発症します。
摂食障害は、精神的なストレスも原因ですが「誤った痩せ願望」を持たないように気をつけてほしいと心から思います。

中年の方(特に男性)に多いのが、野菜不足による栄養失調です。
食事をおにぎりだけで済ませたり、牛丼などの丼もので済ませてしまうことが大きな原因です。中年の方の栄養失調の特徴は、風邪をひきやすくなったり注意力が欠けたり人によっては鬱病の症状を発症することがあるようです。一食だけでも良いから、バランスのとれた定食を食べることをオススメします。

一番、自分自身の力ではどうしようもできないのが”子どもの栄養失調”です。
家庭環境などが大きく影響するため、解決にはなかなか時間のかかる問題だと思います。

次回はこの、日本が抱える”子どもの栄養失調”についてお話ししたいと思います。

では、また皆様にお会いできることを楽しみにしております(^_^)⭐︎
読んでいただきありがとうございました!

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