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[韓国ドラマ]ストーブリーグ視聴感想。お仕事ドラマとして、大傑作!

 WBCで日本中が沸いていた頃、自分は韓国のプロ野球に関するドラマ「ストーブリーグ」を視聴していた。別にこの時期だから観ていたとかではなく、本当に偶然のことだった。家族から「村上すごい!」っていうラインが来た時も何のことかわからなかった。

 さて、肝心のドラマの方だが、これは大変な傑作だった。簡単なあらすじを言うと、リーグ最下位のプロ野球チームを再建するべく選出されたGM(ゼネラルマネーージャー)は野球をほとんど知らない素人であったが、様々な障壁を乗り越えて、チームの強化に努める、という感じだ。この記事では、ストーブリーグの感想・面白いことポイントをお話ししたい。

 まずは、GMの仕事について知ることができた。自分はプロ野球でGMと聞くと、「なんか重要な責任者みたいな人だよね?」くらいのことしか出てこない。GMという役割について調べると、「チーム編成の権限を握っている人」ということだ。もちろんドラマを見ることで、この点は十分知ることができた。
 (以下のブログを参考にした。)

 また、GMの仕事自体だが、本ドラマを通して、球団経営の裏側を簡単に知ることができた。このドラマの興味深いのが、「ストーブリーグ」というシーズンオフ中の期間を描いている特質上、試合にシーンが非常に少ない。ドラマの大半が球団の運営のこと、中でもトレードやキャンプの調整など、自分がどこかブラックボックスのように捉えていた部分を描いているため、ドラマ自体の面白さ以外にも楽しめるポイントがある。

 ストーリー自体の面白さについてもお話ししたい。先ほどのあらすじに書いたように主役の1人であるGMは野球の素人だが、次々にチームを良い方向に導く奇策を提案してくれる。それに元々いた球団経営のチームは翻弄されるものの、次第にGMへの信頼を寄せていく。さらに、素人であるものの、GMは資料を読み込んでいるし、陰で熱心に野球の勉強をしている。そんな姿勢に心掴まれる視聴者は多いはずだ。
 前述の通り、基本は成績不振のプロ野球チームの再建であるが、選手サイドを蔑ろうにしているわけではない。むしろ非常に丁寧に描いている。弱小チームでもその環境を大切にプレーしている人、家族を優先して引退を決めた人、同年代の出世に焦る人、思うようにプレーができずに苦しむ人、など選手の数だけ悩みがあることをリアルに描いている。決して華やかな暮らしをしているわけではなく、家庭でも夫の試合が勝ったかどうかでハラハラしている人の話でて、自分も共感してしまった。以上のように、本ドラマでは、球団経営のトラブルや課題、その影響を受けた選手の選手人生とその家族まで丁寧に描いている。

 最後に、キャストについてだ。自分は2人のキャストについてお話しした。1人は運営チームのチーム長を演じたパク・ウンビンだ。最近だと、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で大ブレイクしてい女優だ。実質主人公の役割を演じている。ウ・ヨンウの印象とは違い、ハキハキと言いたいことはいうような元気なキャラクターだ。チーム長という役職を持っていながらも、現場に赴き、戻ってきても沢山残業して、仕事には手を向かない。そんな魅力的な女性を、パク・ウンビンは好演していた。

キム・ウンビン

 また、もう1人はチームの運営会社の常務を演じていたオ・ジョンセである。「サイコだけど大丈夫」や「椿の花咲く頃」でメインキャストを演じていた名優で、今回のドラマでも憎まれ役の常務でいい味を出していた。

オ・ジョンセ

 観終わった余韻の勢いで、ここまで書いたが、ここに書きききれなかったドラマの魅力は山ほどあるので、ぜひWBCの観戦後に観ていただきたい!明日から、また韓ドラを観ます!

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