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イギリスと言えばエジプト考古学!ツタンカーメン王墓の発掘から100年@オックスフォード旅行②

まあ、なかなかセンシティブなトピックではあります💦ロンドンの大英博物館やパリのルーヴル美術館については、「他国での略奪品が目玉になっている。もともとあった国に返却すべき」という意見がたびたび聞かれてきました。実際、近年になって、ヨーロッパの博物館がエジプトその他の国々に展示品を返還する例も多数出てきています。

一方で、発掘にあたった考古学者たちは純粋な研究欲から行動していた…とも感じます。実際にわたしの親しいイギリス人の友人がエジプト考古学者だから、余計にそう思うのかもしれませんが。少なくとも、発掘品について丁寧に記録がなされ、長年にわたって非常に理想的な状態で保管されていたことは確かです😌

そのあたりはどちら側から見るかによってというのはあると思うのですが、ひとつの現実として、わたしは子どもの頃から、イギリスやフランスの考古学者による発見やそれに基づく書籍にワクワクワクワクしてきたんですね。「理想の男性はラムセス二世です!」と言っていたときもあったし(笑)。だから簡単に彼らに石を投げる気にはなれません。

前置きが少し長くなりましたが、この点(わたしの姿勢)についてはちゃんと書いておいた方がいいかなと思いまして。ともかく今回、オックスフォード大学の図書館で見た『ツタンカーメン』展は、そんなわたしの子ども時代からの関心に応えてくれる面白い展示だった、というお話です♪

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