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ソールズベリーでつかまえて②圧倒的な美しさのソールズベリー大聖堂⛪

ヨーロッパで今まで訪れた大聖堂(カテドラル)は、数えたことはありませんがおそらく50くらい?いや、もっとあるかもしれません。どれも建築物として実にハイクオリティで、仏教徒のわたしもすっかり魅了されてしまうのですが…。

今回訪れたソールズベリー大聖堂はまた別格。今まで訪れたなかでいちばん好きかも。大きなカテドラルにありがちな間延びしたところがなく、かといってぎゅう詰め感もなく、絶妙なバランスなのです。1220年に建造が開始、つまりおよそ800年前から存在するというのにモダンな審美眼にもかなうというのは、キリスト教の底力おそるべしです。

そんなわけで、今回は写真多めでお届けします。この究極的な美しさにご一緒に酔いしれましょう✨

さてさて、このソールズベリー大聖堂は歴史もユニーク。実は、1092年に建造された元の大聖堂はここから3.2km離れた地点、お城のそばに建てられていました。しかし、丘の上にあって何をするにもめちゃくちゃ寒かったこと、そして聖職者と地方の役人の関係性が悪化したことから、移動を余儀なくされたのです。

司教が矢を放ち、それが落ちた方角に移動することが決まり、現在の場所が選ばれました(ロビン・フッドの最期を思い出すエピソード…)。

その新ソールズベリー大聖堂の建築の様子がジオラマに。

細部までめちゃくちゃ凝っています。

また、ソールズベリー大聖堂といえば、現在でも稼働するものとしては世界最古の時計でも有名。1386年にオランダのデルフトにいる時計職人が製造したこの時計は、現在の時計のようなダイヤルと針は備えていないものの、毎時に鐘を鳴らす機能があります。

では、いよいよこの大聖堂の美しさを存分に愛でていきましょう🥰手前に写っているのは洗礼盤で、通常のものよりもかなり巨大でまた変わった形をしています。この写真では角度の問題でわからないのですが、実はこの洗礼盤が…。

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