見出し画像

「卸のイメージを覆す!」BtoB中小企業がチャレンジした、本物を扱うプログラム。新光産業(株)インターンシップ1日目の記録(後半)

このnote記事は、
沖縄の新卒採用に「働くひとって、やっぱりおもしろい!」と感じられる仕掛けをプラスしてみると、どんなことが起こるのか。
6月に起業したての私が、採用活動に試行錯誤を重ねている中小企業の担当者さん、そして学生と共につくる場と学びの記録です。

午前中の対話を通して、だいぶ緊張が解けて話が盛り上がってきたみたい。
自己開示しやすい雰囲気が作られたタイミングで、5日間の目標を設定して発表しました!

知る!
柔軟でしなやかなみんなの伴走者になりたい!
社員さんの新年目標に並べて
貼ってみました!


社風は体感して掴む。説明だけでは伝わらないから、会社を歩き回ろう

午後の眠くなる時間。
会議室から出て、身体を動かすプログラムを実施。
どんな人達が、どんな雰囲気で働いているのか?会社にはどんな物があるのか?
新光産業ってどんな会社なんだろう。

社内の雰囲気を掴んでもらうことを目的に、渡久山さんから渡された写真に載っているものを探しに本社を歩き回ります。
自分の目で見て、社員さんへ聞いて、会社の第一印象を掴める時間を持ちました。

商材を発見!

お題のものを探す過程で、社員さんと話したり、様々な商材に触れたり。
ただボーッと担当者の後をついて行くわけではないため、自然とコミュニケーションが生まれます。
(初めは話しかけるの緊張しただろうなぁ)

「卸のイメージを覆す!」BtoBの中小企業がチャレンジした、本物を扱うプログラム

いよいよ、1日目のメインプログラム。
その名も「卸のイメージを覆す!」

建築業界、卸業、電気設備を扱うなどへのイメージ
黒マジック:Before  青マジック:After


今回のインターン内容を考える際、会社の人間ではないからこその私の視点で、ぶっちゃけを聞いてみました。

「電設資材の卸しって、何やってるのか分かりづらいですよね。なぜメーカーとお客さんの間にはいるのか…」

すると、同席していた入社1年目の社員さんが話し始めた。
お客さんから受けた依頼のものをそのまま提供するだけでなく、提案営業があること。
提案営業について知ることで、この仕事の面白さや、やりがいについて実感できるんじゃないかということ。

説明より、体感値を持つことで理解は深まる!

BtoBというビジネスモデルについても知らない学生に、仕事の仕組みや面白さを分かってもらうために考えた結果、今回は「本物を扱う」ということにこだわって、ワークを行いました。

扱っている商材カタログを机いっぱいに広げて
今回扱うのは照明だけですが、かなりの品数
実際の図面を扱い、施主からの依頼内容に合わせて
照明プランを作成します

入社2年目の若手社員のお二人も参戦。
学生と社員のペアを組み、2チームでより良い照明プランを作成できるよう取り組みます。

営業担当の社員さんにもご協力いただき、今回扱う照明の基礎知識について教えていただきました。
学生ふたりは、初めて扱う図面やカタログに少し緊張もある様子でしたが、同じチームに入ってくれた女性社員のお二人が一番に楽しんでいる様子をみて、どんどん夢中で取り組むように!

最後に、施主役の社員へ向けて照明プランのプレゼンテーションを行いました。

おしゃれ、かつ機能性を重視したプラン!
子どもにも優しいおしゃれなプラン!

とにかくオシャレな洋風の家にしたい。という要望に加えて、プラン作成のために質問して書き出したこと(子どもが3人居ること、壁に大きな絵を飾りたいこと)や、図面の間取りを見て分かること(時間ごとの太陽の位置)を意識して作成。

「子どもの寝静まった夜に、夫婦が寝室でプロジェクターを使用して映画などを楽しめるように、暗めで程よい明かりになる3段階の調光照明にしました」という、潜在ニーズにアプローチした提案が学生から出てきたり。

「子供部屋までオシャレな要素を取り入れつつ、触っても大丈夫なぷにぷに素材の照明を壁に取り付けています」と、子どもの年齢を意識した提案が出てきたり。

発表を聞いた営業の宮城さんからは、
「お客さんが求めていることを考え、メーカーを越えて商品を扱っているからこそできる提案が大切。今回、それぞれから使う人のことを考えてプランを考えたことが分かって、素晴らしかったです!本当の仕事だと、ここに予算〇〇万円で、などの制約があります。そこもお客さんに満足頂けるための腕の見せどころです。」

実際に営業として提案を行う場合、お客様が何を重要視するのか?に合わせて、メーカーを越えた商品提案をできることが、この仕事の大切な役割だと解説を頂きました。

さて、卸のイメージはどんな風に変化したのでしょうか?


それが全てではない。それでも、おもしろい!と思える仕事がある

発表を終えての振り返り時間。
共にプランを作成した社員さんと話しながら、ワークを行なって変化したイメージを書いていきました。

卸業のイメージがどう変化したのか?意見を出しています

2時間前までは「間に入る意味、何をしているのか分からない。」と言っていましたが、
「メーカーさんを越えて提案できることで、お客さんの要望に合わせることができる」「ただ間に入るだけじゃない!商品のことを知ってるからこそお客さんの要望に答えることができる」など、この仕事がなぜ必要なのかを知ることができたようでした。

アフタートークも大盛り上がり。
「とはいえ、毎日の仕事は地味なこと続きだよ。それでも、依頼のあった案件の建物が完成すると、貢献できてるんだなぁと実感が湧いて、とても嬉しくなります!」
「照明に前からあって、プランナーの資格を取ろうと思ってる。将来はフリーランスとか自分で仕事ができるようになるのも良いなって思ってるよ。」
など、素直な声も聞こえてきました。
どんな仕事なのか、だけではない。その仕事を目の前のひとがどう捉えて、どんなことを考えながら働いているのか。なぜ、働き続けられるのか。
この職場の魅力は何なのか。なぜ、この職場を選んだのか。

たくさん話して学びをくれた、わかなさん、さえさん、しゅうさん、みかさん。本当にありがとうございました!

働く人それぞれに想いがあり、考えがある。
実際の声が聞けたことが、何より刺激的で、ふたりの身に染みたようでした。

この記事が参加している募集

就活体験記

サポートしていただくと、やる気が爆発します!(笑)甘いものを食べながら、言語化頑張りますので、応援してもらえると大喜びです✌︎('ω'✌︎ )