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たぶん、みんながみんな元気なわけじゃない

久しぶりに会社に復帰して、無事に1週間がたった。

不在のあいだ、同じチームのメンバーの仕事を増やしてしまったのは事実だし、いきなり休んでしまったし、仕方のなかったこととはいえ心苦しい思いを抱えての出社だった。前日の夜には、なんとなく目が冴えて、眠れないまま何度も寝返りを打った。

でも、いざ出社してみると、私の想像を遥かにこえてみんな優しかった。

「ぽんずちゃんが元気でよかった」
「おかえりなさい」
「出社した時点で150点だから、無理しないでね」

そんなあたたかい言葉をかけてもらって、嬉しいやら驚くやらだった。ほんのちょっと、涙ぐんでしまったけどバレてないといいな。

体を崩して休む直前、すべての人に責められてるような感覚があった。誰に頼っていいかわからなくて、自分だけが出来の悪いダメな人間な気がして。

でもたぶん、誰も私のことを「責めて」はいなかったのだと思う。あまりに余裕がなくなって、かけられた言葉を片っ端からネガティブに解釈していた。そんなことにも気づけないくらい気持ちが疲弊していた。

そして、あたたかい歓迎以上にびっくりしたのが、意外とみんな身体を崩したり気持ちがついていかなくなった経験があるという発見だった。

「私も同じ歳くらいのときに休んでたよ」とか「僕も前職で働けなくなっちゃってさぁ」とか。

キラキラ働いてるとばかり思ってた先輩達に、そう言われて驚いた。

しんどいときって自分のことしか見えてないし、自分以外はみんな丈夫で健康に生きてるように見える。でもたぶん多くのひとが悩んだり迷ったりしながら生きている。

それが良いとか悪いとかじゃなくて、そういうものなのかなって思ったりする。

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