あの頃、トイカメラがそばにいた
2011年から13年くらいの時期だったと思う。よく雑貨屋さんでトイカメラを見かけた。
値段はだいたい2000円から3000円くらいで、使い物にならないようなものから案外本格的なものまで、いろんな種類があった。どれもその名の通りオモチャみたいなカラフルなデザインで、学生でも手が届く気軽さが好きだった。
その後iPhoneが登場して、カメラアプリが普及するとともに、気がつけばトイカメラは店頭から姿を消してしまった。
かくいう私も、やっぱりトイカメラからずいぶんと離れていた。
だけど今日、のちさんのツイートを見ていっきに懐かしさが込み上げてしまった。
そう、私もおんなじカメラを使ってたのだ。
ウソみたいに軽くて、ちっちゃくて、でもちゃんと景色が残っている。画質は荒くても、そのときの息遣いとか、会話とか、きちんと思い出せてしまう。
その後なんと、kimixさんも同じカメラを使っていたと判明!
自分の記憶の中にしかないと思ってたカメラが、ほかの人の記憶にもちゃんと残ってること、なんだか嬉しかった。
スマホやアプリがここまで普及した今、もうトイカメラが市場に復帰することは難しいのかもしれない。特にデジタルは。かつて好きだったトイデジ(デジタルのトイカメラ)は、軒並み生産中止になってしまった。
でも叶うことならもう一度、使ってみたいなぁ、トイデジ。誰かクラウドファンディングとかで作ってくれたら、喜んで支援するんだけどな。
サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。