お風呂にする?ご飯にする?問題
疲れて帰ってきた夜、なにをするのが好きですか?
私はお風呂。ふだんはシャワーだけで済ますことも多いけど、「今日はがんばった!」って日は、とっておきの入浴剤をいれてのんびり湯船に浸かるのが好き。からだがあたたまると気分も軽くなるし、血行も良くなる。ざっとお湯を浴びれば、イヤな気分も洗い流せる。
この気持ちは万人共通だろうと思っていたから、同居人の帰りが遅くなる日は、お風呂を沸かしておくようにしていた。好みに合いそうな、さっぱり系の入浴剤も用意していた。
ところが。
思ったほど喜ばれない。
逆の出来事もあった。
私の帰りが遅くなった日、同居人はご飯を食べずに待っていてくれた。その優しさはありがたいのだけど、「いっしょにご飯つくろ?」と言われても、内心がっかりしてしまう。『もうへとへとだし、お惣菜かレトルトじゃダメ・・・?』という思いが顔に出てたらしい。
お互い、「おや?」と思うことが続いたので、話をしてみた。
私「お風呂、好きじゃなかったっけ?」
同居人「好きなんだけど、限られた時間を有効に使いたいって思ったときに、削るならお風呂かなって思ってるんだよね」
なるほど。要は、優先順位の問題だった。時間がある休日なら楽しいことも、忙しい平日の夜だと、優先順位が下がってしまう。私にとっての料理も、同居人にとってのお風呂と同じ位置づけだった。
シャワーで充分だから、その分調理を楽しみたい人。
ご飯はお惣菜でも構わないから、湯船でリラックスしたい人。
当たり前だけど、日々のちょっとした時間の捉え方だって人それぞれなんだよな、と気づかされた出来事でした。
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