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愛くるしい!!金魚というペットのススメ。

こんにちは。
今日は半年前から飼い始めたウチの金魚について書いていきたい。

金魚と言えば、夏の風物詩。
私も遂に2023年の8月に金魚を買うことにした。

「金魚を飼っている」と知人に伝えると、ふーん、という反応をされるが、写真を見せると百発百中「思ってたのと全然違った!👀」と言われる。

ウチの金魚は金魚すくいですくえるような金魚ではない、ちょっと大きめの観賞魚だ。

今回は私と金魚の出会いについて述べながら、金魚をペットとして迎え入れることへの素晴らしさをみなさんに伝えられればと思い、記事にまとめてみることにした。

最後まで読んでもらえたら金魚好きとしてはこれほど嬉しいことはない。



一人暮らしで金魚を飼うことにしたきっかけ。

幼少時代~学生時代

昔から金魚は好きだった。屋台の金魚すくいも経験したことがあるし、元々動物や爬虫類や観賞魚全般的に動物が好きだった。

一番古い金魚を飼った記憶は小学生の頃。体長3~4cmくらいの黒デメキンを飼っていて、「グレープ」と名付けていた。グレープはおそらく5年くらい生きていたと思う。その頃から金魚には親しみを持っていた。

それから田舎に引っ越してもホームセンターで買ってきた赤リュウキンと黒デメキンを飼っていて、赤金の名前は「キャロット」(たぶん)、黒金は「ひじき」と名付けていた。

二匹でご就寝の図。

ひじきはかなり長生きで、私が大学生の頃から社会人になって数年くらい実家にいたので、6~7年くらい生きていたと思う。

ちなみに、ハムスターも、生まれた赤ちゃんハムを合わせて10匹ほど飼ったことがあるし、犬も2匹、亀1匹、猫1匹といろいろ動物を飼っていた経験はある。(ほとんどは母に世話を任せていたのだが)

学生時代に一人暮らしの家でハムスターを飼ったことがあるが、半年くらいで亡くなってしまった。元々病気になりやすい品種だということは覚悟していたが、夏の暑さが原因でやられてしまった。

そこから動物を飼うのはかなり慎重になっていたのだが、ペットを飼いたいという気持ちだけは募っていった。

YouTubeで一般のアクアリスト配信者を見つけてアクアリウムにハマった。見ているだけでも癒されていたのだが、なぜかこんな本を買ってしまった。この本は今でも手元にある。

『楽しい金魚の飼い方・育て方』

香川県のゴールドタワーという有名なタワーに「ソラキン」という展示が常設してある。そこで始めて生の「花房」を持つ金魚を見つけて、釘付けになった。花房とは鼻のあたりについているふわふわしている飾りで、揺れる姿がなんと可愛いことか!!

香川県「ゴールドタワー 天空のアクアリウム ソラキン」
立派なシンメトリーの花房を持つ金魚!!


一つの金魚動画に心を動かされる。

社会人になって、ペットを飼いたいという想いは募りに募っていたのだが、その反面、一人できちんとお世話できるだろうか、すぐに死んでしまわないだろうか、という想いと葛藤していた。

ちなみに、ペットの候補として、ハムスター、デグー、コリドラス、プレコ、ドジョウ等もあった。

そんな時、ニュースアプリにこちらの動画が取り上げられている記事が上がってきた。初夏の7月のことだ。

韓国に住むエミコさんという方が、真っ白な病気の金魚をペットショップからタダで譲ってもらうのだが、その金魚に「雪ちゃん」と名付け、健気に看病を行っているという内容だった。

この動画にはかなり胸を打たれるものがあるので、みなさんにも時間がある時にぜひ観てほしい。ちなみに、ネタバレになってしまうかもなのだが、半年以上経った今はほぼ病気は完治して元気に暮らしているようだ。

元々金魚好きな自分としては、これを見て一層金魚を飼いたくなってしまった。

そこから1か月後の8月1日、45cm*30cm 水槽とそれに合う濾過フィルターなどを楽天市場でポチってしまったのは言うまでもない。(何かを決めたときの私の行動力は眼を見張るものがある。笑)

私の住む家から車で数分のところに、昔からあるペットショップのアミーゴがある。私の街では水生生物に強いペットショップがいくつかあるのだが、何件か回ってやっぱり近所のアミーゴがいいな、と思った。私にとって好きな種類の金魚が多く取り揃っていたので、ここで買うことにした。

ところで大前提として、金魚には何種類か品種があるので紹介させてほしい。

  1. 和金…金魚すくいなどによくみる品種。

  2. リュウキン…金魚と言えばこちらのイメージ。体形が丸々としていてヒレが大きいのが特徴。

  3. デメキン…体形はリュウキンに近いが、目が飛び出している品種。

  4. コメット…和金のような体形と、長いヒレを持っている。

  5. ランチュウ…頭の肉瘤が発達している。背びれがなく、丸々とした体格で、ヒレも短め。そのため泳ぎがぎこちないがそれが愛らしいとされている。

  6. オランダ獅子頭…同じく頭の肉瘤が発達しているが、背びれがありリュウキンのような体形。ヒレは大きく長めなのが特徴。

  7. ピンポンパール…ピンポン玉のような丸々とした体形をしている。

これらの品種の中でもオランダ獅子頭が私の中で断トツ推しだった。金魚の中の金魚なリュウキンの要素と、特徴的な肉瘤、そして長くて大きなヒレは見ていてとても美しい。絶対に癒されること間違いなし。そして雪ちゃんの動画である。これだけ好きなのだから、もう、オランダ獅子頭にしか目が行かなくなっていた。

ついに金魚をお迎えに行く。

8月のお盆頃は言うまでもなく猛暑だ。待ちきれなくて昼にお店に向かったのだが、今購入してしまうと絶対に暑さにやられてしまうと思ったので、店員さんに「この子でお願いします!」と言い、取り置きしてもらった。水槽に貼られた「売約済」というステッカーがなんだか誇らしかった。

「ついに、金魚、買っちゃった!」
また一つ、大人になったような気がした。

そうして夕方になって、私の金魚をお迎えに行った。
店員さんには念入りに質問した。「オスですか?メスですか?」「何歳くらいですか?」「エサは何をあげていますか?」「お家にある水槽にはどうやって入れたらいいですか?」「水合わせってどうやってやったらいいですか?」等。ネットで調べつくしてわかっているはずのことも一応リアルで店員さんに尋ねておく。

ちなみに、1か月前くらいから何度も足を運んで生体の状態を眺めたり、ペットショップのブログの入荷情報をチェックしていた。購入した金魚は入荷してばかりではなかったと思う。

金魚はとても体調を崩しやすい。入荷して間もなくすぎると体調を崩しているかもしれないとのことで避けた方がいいそうだ。また、同じ水槽の中に病気の子がいると伝染している可能性が高いのでこれも避けた方がいい。

店員さんが大きな袋を二重にしてくれて、袋の中にシューッと酸素をパンパンに入れ、またその透明な厚手のビニール袋を野菜でも買ったかのような茶色い紙袋に入れてくれた。私は車にバケツを置いて、その中に倒れないように大事にそっと置いた。

家に帰ってから水槽に移し替えるまではドキドキだ。いや、正確には2週間ほどは家に帰ってもちゃんと生きているだろうかといつも不安だった。

水の温度合わせをする様子
導入してすぐは餌を与えず明かりも暗くして安心させる

この子の品種はオランダ獅子頭の中でも「トリカラーオランダ」というらしい。3色構成のわかりやすい名前だ。トリカラーから取って「トリーちゃん」と名付けた。

花房が揺れる姿が最高に可愛い。かねてから花房がある金魚がいいと思っていたので、個体選びの決め手になった。

初期の頃のトリーちゃん。
花房がちょこんとあるのがチャームポイント!

そんなこんなで年が明けて3月。丸い体形をした金魚は「転覆病」にかかりやすいのだが、うちの金魚も少しその気が出てきしまった。実際のところ、食欲もあり、元気そうに泳いでいるのだが、時々塩水浴をさせている。

また、金魚は色変わりが激しいと聞いていたが、ウチのトリーちゃんも初期の頃から比べるとかなり色変わりの変遷を遂げた。まぁ、どんな色になっても可愛いし、色変わりは興味深い。

これまでウチで半年以上生きていてくれていることにほっと胸をなでおろす。これから何年も生き続けていてほしい。(ちなみに、購入時店員さんに何歳くらいか聞いたら、おそらく3歳?3年目?くらいだろうとのことだった。)


何故金魚がペットとして優れているのか?

ここからは私が思う金魚がペットとして優れている理由について述べていきたい。

手がかからない

どうせペットを飼うならもふもふしたい、という人もいるかもしれない。
金魚はそれができないが、逆にそれはメリットにもなる。

犬や猫、小動物などの遊びが必要な動物は1日に何十分~数時間、かまってあげる必要があるが、金魚はかまう必要がない。だた眺めているだけでいいので、ペットに割く時間がそれほどない人や、面倒くさがり屋な人にはとても向いていると思う。

人が近づくと近寄ってくる

全く無反応だったり、近づいても逃げられると寂しいものだが、金魚は昔から人間に飼われてきた生き物なので、人間が近づくとエサを貰えると思って近づいてきてくれるという習性がある。

例えば、メダカはそうはいかない。中には近寄ってくれるようになることもあるようだが、メダカは怖がりなので逃げてしまう子が多いようだ。ハムスターなどのげっ歯類も懐かない個体だと手を近づけると逃げてしまう個体もいる。

それに比べて金魚は人間に近づいてきて「ごはんちょうだい!」と言うように口をぱくぱくさせる。その姿はとても愛らしい。

トリーちゃんは金魚の中でも少し稀で、早朝にお腹がすくと「チュパ!」と音をだしてアピールしてくることがある。

一眼レフでの撮影①


優雅に泳ぐ姿に癒される

尾びれがヒラヒラ揺れる様子を眺めると癒される。また、胸ビレをぴょこぴょこと動かしながら泳ぐ姿も可愛すぎる。

しかも他のペットに比べて生活音がしないのもいい。いや、正直に言うと、皆無ではない。ご飯が欲しいときや空気を取り入れようとする時のぱくぱく音はする。

そしてきっと人間の生活音はしっかり聞こえているので、あまり音を立てるとストレスになって良くないそうだ。その点は気を付けたい。

一眼レフでの撮影②


気軽に家を空けても問題ない

金魚は最大1週間、絶食状態でも生きられるそうだ。そのため、旅行がしやすいのもメリットだろう。週末に数日家を空けるくらいなら問題ない。

ただし、水温と明かりには気を付けたい。しっかり温度管理ができる状態で、照明もつけっぱなしにしないように工夫が必要だ。


ランニングコストが低い

水槽やろ過機などの機材への初期投資が必要だが、ランニング費は少なくて済む。ランニングにかかるのは、少しの電気代と餌、バクテリア剤、カルキ抜きくらい。

機材や必要なものについてはまた別の記事でまとめてみようと思う。

水槽と同時に届いた機材たち


金魚を迎え入れる際に気を付けるべきこと。

定期的な水槽の水替えやフィルター交換が必要

水質は金魚の生命線なので、水替えは1週間に1回くらいは行う必要がある。段々時間が経ってくると水替えが面倒になってくるのだが、私は頑張ってバケツリレーを一人で繰り広げている。

フィルターの掃除や交換も1ヶ月に1回くらい必要だ。マメな人は💩をスポイトでこまめに取れば水質悪化が防げる。

コケはすぐに生えてくるので観賞魚を飼っているという意味では早めに除去したい。コケまみれの水槽ではせっかくの景観も台無しである。

コケの成長とは常に戦いだ。


病気になりやすい

水温が変化したり、水質が悪化すると金魚は病気になりやすい。特にリュウキン系の身体が丸い金魚は「転覆病」になりやすいので水質・水温の調整などこまめなケアが必要になる。時には塩水浴もさせなければいけなくなるだろう。

「松かさ病」「尾ぐされ病」「穴あき病」「水泡病」などいろんな病気や感染症にかかりやすい。免疫力が弱まってくると寄生虫にも寄生されてしまうことがある。そんな時、金魚のお医者さんは普通いないので、自らネットで調べてお医者さんになるしかない。

ある意味、お医者さんに連れて行かなくても自分自身で直すこともできるので、これは買主の頑張り次第かもしれない。

元気がないときは壁の方を向いていたり、泳ぎ方がおかしかったりするのでよく観察が必要だ。鱗の様子もできるだけ毎日観察しておきたい。

体調を崩して塩水浴中のトリーちゃん


水槽の音はそれなりにする

1Kの部屋に水槽を設置すると、ろ過機とエアポンプのモーター音とエアストーンのピチピチ音?ブクブク音?がかなりするので気を付けてほしい。神経質な人は同じ部屋に水槽を置かない方がいいだろう。(笑)

ただ、それほど神経質ではないという人は眠りを阻害するほど騒音ではないので安心してほしい。機材の選び方でだいぶ改善できるので、導入時にしっかり気を付けてほしい。特にエアーストーン、エアポンプ、ろ過機の種類などが音の元になる。


まとめ

以上、私が金魚を飼うことにした経緯と、金魚がペットとして優れている理由、迎え入れる際に気を付けたいことをまとめてみた。

帰宅しても無機質だった部屋が、たとえ魚でも、生き物がいるだけでほっと安心できる。「ただいま!」「行ってきまーす」と水槽に手を振ると、トリーちゃんがこちらを向いてくれるのが日課になった。

金魚は思った以上に愛らしい生き物だ。金魚はボディビル大会のように好みも様々なので、自分だけの唯一無二の金魚を育ててみて欲しい。トリーちゃんでその可愛さが伝われば嬉しい。

これから金魚を飼いたい、金魚に興味を持っているという人の参考になると幸いだ。

ご就寝中のトリーちゃん。
まぶたが無い為、近づくと気づかれるのでサッと撮影。


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