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こころを動かす文章を学びたい人におすすめの本 5選 ~2020年最新版~

先日、「おすすめの本はありますか」とご質問をいただきました。わたしが“文章”や“ことば”について勉強をするときに、参考にした本から、勝手につくった部門別に5冊を選抜して紹介します。


【コピーライティング部門】

ザ・コピーライティング

約1年ほど前に、友人であり尊敬する起業家のひとりの、たかちんがオススメをしていて出会った本です。

コピーライティングの本の中では定番にあたると思います。副題に”心の琴線にふれる言葉の法則“とあるように、「お!」と目をひいて「欲しい!」と、こころを動かすような、言葉のルールがたくさん紹介されています。

和訳の本なので、言葉がなじまない部分もありますが、事例も豊富です。言葉の力を広告に使いたい方はぜひ読んでみてください。



【小説・ストーリー部門】


売れる作家の全技術

この本は、兄貴分のやまけんさんがオススメをしてくれた本です。小説・ストーリーを書くときの構成や描写の仕方などが講義形式で書かれています。

実際の講座が本になったものなので、受講生が提出をした課題と、それ対してのフィードバックも見られるところがおもしろい本です。

小説を書きたい人ももちろんですが、ストーリー形式で読み手の感情にうったえて表現したいなにかがある人もぜひ読んでみてください。



【文章術部門】

人を操る禁断の文章術

メンタリストDaiGoさんの本です。「相手を思うままに行動させたい人のための本です」とはっきりと書かれているように、そんな構成になっています。“そんな構成”と言ったのは、この本自体が、「欲しい」「おもしろい」「読みたい」と思わせる、構成でつくられているということです。

わたしは、内容を参考にするというよりは(内容ももちろん素晴らしいのですが)、言葉の使い方や、章立て・展開の仕方など、この本自体を研究対象に読んでいます。


【コンテンツづくり部門】

文芸オタクの私が教えるバズる文章教室

この本は、これまで「文才」として抽象的にとらえられ、まるで天賦の才能のようにあがめられてきたものが、「法則」として言語化されています。

だれもが知っているような、著名人や文豪の文章が、「つかみ」「文体」「組み立て」「言葉選び」などの観点から分析されまくっていて、「ここがこうだからおもしろい」とまで言語化されている新しい本です。

内容自体も参考になるのですが、個人的には“なんとなく”“感覚”でやっていることを、こういう風に言語化をすると伝わるんだとか、こういうことが多くの人にとっては気づきの要素なんだなと発見することができて、わたしの発信・コンテンツづくりの参考にさせていただきました。

またこの本の作者の三宅香帆さんがわたしとも年齢が近いので勝手に親近感をいだいております。


【番外編】

人生がときめく片づけの魔法

この本はお片付けの本で、文章の書き方についてはもちろんひとことも触れられていませんが、わたしは文章づくりの最良のテキストだと感じています。

作者の近藤麻理恵さんは、「お片付け」と「書くこと」への才能や情熱がずば抜けていて、その2つの力をフルに発揮することに徹したことで成功をされた方とうかがいました。

この本のすごいところは、きれいでわかりやすい言葉でつづられているだけでなく、「おもしろい」「もっと知りたい」とこころが動く構成でつくられていることです。わたしは、一文一文、さらには単語の選び方にまで分解をして研究をしています。

特に、この本の「はじめに」は秀逸で、広告のようなあおりのコピーは一切なして、なんとなく読んだだけで、「欲しい」「読みたい」と思わず感じてしまう文章です。

読者の心の波にこれほどにまで寄り添った文章はなかなかありません。ぜひ、本屋さんで立ち読みしてみてください(おそらくその際は、買ってしまうと思いますが・・・)。



あなたと、素敵な本との出会いのきっかけになれば嬉しいです!あなたのおすすめの本も、ぜひ教えてください!

では、また次の記事でお会いしましょう!


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