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どの国に生まれても教育を受ける権利はある

学校作りを手伝おう、と初めて入ったネパール。その後、活動地を増やしたラオス。それぞれの国で共通した学校の役割があります。

・家では立派な労働力だが、学校では子どもらしい時間を過ごす
・子どもたちの安全確認(人身売買や虐待などを先生が把握できる)
・読み書きを覚えて自分を守る(売られたり搾取されることを防ぐ)
・勉強が得意な子は学校の先生などの道が開けるかも

学校がボロボロだと、先生も定着しにくいし、親たちも「行かせる意味がない」と感じてしまいがち。
当時は親御さんの世代が学校に行けてなかった人も多いから、自分が体験していないことを理解するには時間もかかりますね。

雨風を凌げるきちんとした校舎にすることで、通う・通わせるを「当たり前」にしていくことが国際協力に求められている活動の1つなのかなと思います。

建設PJの課題としては、どうしても初等教育に注目が行きがちです。
初等教育はもちろん大事ですが、その後の中学・高校はさらに建物が不足していたり、6−10村に1つ程度しかない中高には遠くて通うことができないことも。その場合は中高の敷地内に子ども達が平日に暮らすことができる寮があれば通学が可能になります。

そして、大きな課題は学校に通うことができても仕事には直結しないケースが多いこと。
教育支援と同時に、産業をどう作っていくかも考える必要がありますね。

国も生き物のように変化していきます。ずっと同じ経済・人口ではないから、その時に何が必要が?移り変わっていくニーズを読み取る力も現場では重要です。

小学校建設の途中経過
小学校建設の途中経過


幼稚園教室の支援
天井がついていると暑さがやわらぎます


私自身は、教育支援を経験しながら、障がい児はどこにいるの?に興味がわき福祉の方へ進むことに。


◆全体的な活動紹介はこちらから







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