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ソクラテスと【お知らせ】

先日高校時代のマブにひどい紹介をされた私です。

まあ言ってることはだいたいあってるからぐうの音も出ないぐぅ。

本日は記事の後半にお知らせを設けておりますので時間が惜しい効率厨で現代人的な生き方をしている方も目次からスキップ決め込んでせめてそちらだけ読んでいただけると幸子です。
ちょっと前置きが長くなると予想されます。

ソクラテスの死に様

話の脈絡もへったくれもなく質問。
みなさんソクラテスをご存知??ですよね??
ソクラテスといえば哲学の父といわれた古代ギリシアを代表する超ド級の有名哲学者だけれど、その生き様死に様を知ってる人は少ないのではないでしょうか。

これがめちゃめちゃおもろーだから聞いとくれ。

ある日ソクラテスはご神託を受けますがその内容が『この世で一番賢いのはソクラテスであーる』というものでした。
もうこの時点で爆笑ポイント1な。

いやなんぞこのご神託。
絶対部下がおべっか担いで神装っていってるやつじゃん。

そんでこのご神託を聞いたソクラテスはどうしたかというと、まず『私が一番だなんてそんなはずない!!』って思うわけね。
うんなかなか謙虚じゃんソクラテス。てかまあ普通そうだよね。
ところがどっこいさらに続けてこんなことを思います。

『そんなはずない!!…が、神が嘘をつくはずもないだろう。

おっと雲行き怪しくなってきた。

『そうだ!💡神が嘘をつくはずがないから世界一賢いのが本当に私なのか確かめるために道ゆく人々に問答しよう。』

そんなことを閃いたソクラテス。いや思考ぶっとびすぎだろソクラテス。天然か??天然なのか??どうか天然であって欲しい。

こうして始まったのが後に『ソクラテスの問答』・『問答法』と呼ばれることになる哲学バトル。

問答法とは対話によって相手の矛盾・無知を自覚させつつ、より高次の認識、真理へと導いていく手法を指す。

とありますが具体的になにをしたかというと道ゆくソフィスト(哲学を学ぶ若者)をとっつかまえてとにかくいろんな質問をしまくるの。
最初はそれなりに答えてたソフィストたちもガチ賢人のソクラテスがどんどん根掘り葉掘り深ーい質問してくもんだからだんだん答えられなくなる。
結果ソフィストは自信喪失でだんまり。ぴえん。

そしてその度に『やはり御神託は正しかった、のか…』と物思いにふけるソクラテス。なかなかにうざ面白い。

もちろんリアルにソフィストたちにもなんなら他の市民たちにもウザがられて最終的には名誉毀損だ!!若者の未来をつぶす行為だ!!などと訴えられ裁判沙汰に。しかも判決は死刑。鬼すぎん??

ソクラテスはとくに抵抗はしなかったんだけど、判決後の言葉が控えめに言ってうざさのシュプリームだった。


あーね?私は名誉毀損をしたつもりはないんだがね??ただ素直に自分の疑問を問いかけてただけであってそれに答えられないおめーらが未熟なだけじゃん。それを名誉毀損いうんなら、一体本当の愚か者はどちらかね??まぁ死刑っつーのが??みなの総意いうんなら??甘んじて受けるけどな。でもこれが本当に正しいことかどうかもういっぺんその足りない頭で考えてみーや。
もちろん実際の言葉とは違います。
かなりゆりも的解釈含みますが要はこんなようなことを言いました。

どうですか、めっちゃ面白くないですか?
もはやこれだけ見たら変態クソジジイじゃんソクラテス。
この言葉を含め当時のいざこざをまとめてあるのがソクラテスの弟子プラトンちゃんが著した『ソクラテスの弁明』なのです

私の弁明

冒頭で述べた友人の紹介文の通り、近頃のわたしときたら田舎でのびのび暮らしすぎて悟りの境地に達し人間がなんたるかがだいたいわかってきた。
様々なことをインプットしてそれに飽きてきた人間が行きつく先、そうお察しの通りアウトプット欲の爆発である。
そこでどうしたかというと週一くらいのペースで最近得た知識や雑学を一方的に友人にLINEしていた。(今思うとマジで草)
だって誰かに教えることこそ最大の学びって言うじゃない。
まあ求められてもいないのに教えるなんて言ったら偉そうだけど少なくても人に話すことで頭に刻み込まれることって多いと思うんだ。
忘れないうちに誰かに話しておきたいんよ。

これでも一応気を遣って毎日送りつけたいところを週一に留めていた。

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LINE遡ってみたら精神や哲学について発信してるLINEは長すぎうざすぎたので自重。雑学コーナーをば。↑
こんなことを数ヶ月繰り返してくうちに強欲なわたしは友人にLINEするだけじゃ物足りなくなったのである。(マジでごめんな笑笑)

このままだと道ゆく人々をとっ捕まえて説法してしまい最終的に裁判沙汰になりかねない。そう、まさにソクラテスのように。


そんな危機感を感じた私はnoteを再開しアウトプット欲を満たすことに決めたのです。

私の罪を告白します。

そう、私は私のアウトプット欲を満たすためにこんな七面倒くさい記事を投稿しているのです…。
誰かの役に立ちたいという気持ちよりかつまりは自分のため…。完全なるエゴ…。の方が強いです。
今までためになる話ありがとうございます等心優しいコメントを見るたびに
ありがたい気持ちと同時にぐさぐさぐさーーーーーーーーっとハリセンボンに激突されていた気持ちも実はあったのです。
いよいよ耐えられなくなった頃にちょうど友人ぽなが私の性癖を暴露しだしたので
満を辞して罪を告白した次第です。


今まで心優しいコメントをくださったあなたとあなたとあなた、本当にごめんなさい…。
どうかお許しを…。
でもコメントが飛び跳ねるくらい嬉しかったのもまた紛れもない事実なのでこれからも見守っていただけたら嬉しいです。


【お知らせ】

note ノート 記事見出し画像 アイキャッチ

ここまで読んでくれてありがとう。ここから読んでくれる人こんにちは。
ということで!!!!

ゆりもちゃん、公式LINEはじめます!!!

上記のようにnoteはアウトプット欲が満たされまくるのでとてもいいツールだと思ってはいるものの、『せっかく記事を書くなら読み応えのあるものを…』と意気込みすぎてなかなか投稿できない日があることも否めない。

もうちょっと短文でさら〜っと気軽に大事なことだけ伝えたいなぁと思ったので、そもそも少ない文字数でしか投稿できない公式LINEなんかがいいのでは!?と思いました。

まだ公式LINEの方向性も含め具体的なことはなーんにも決まってないしアカウントの準備もできてないけど、色々整ったらお知らせしよう!スタンスだったら自分の性格上準備に時間かけすぎていつまでも始めないってことになりそうなのは明白。

いつだって大事なのは行動力!!
ということで準備ゼロの段階ではありますがフライングでここで宣言しました。

そもそも需要が一切ないかもしれないことも想定内ですがとりあえずは自分のやりたい気持ちを第一優先にしたいと思っとります。
何か進捗したらお知らせしますゆえよろよろです〜。

ソクラテスを弁明

最後に。
前半ちょっとソクラテスをいじりすぎたので弁明させてください。
偉大な哲人をただの変態哲学バトラーのままにしておくのはあまりにも罪深すぎるので、これ以上罪を重ねないためにも!!



さてソクラテスはこの問答を繰り返したことで一体何がわかったのか。
それは『やはり自分が一番賢い』という確信ではありません。


ソクラテスが得たものそれこそが『無知の知』なのです。


次から次へと質問を繰り返す自分を客観視し、やはり『自分は何もわかっていない』という確信を得ました。
そしてそれがわかったときご神託の本当の意味を知るのです。

ソクラテスはご神託の『ソクラテスが一番賢い』という言葉の意味を

「知らないことを『知っている』と思い込んでいる人々よりは、知らないことを『知らない』と自覚している自分の方が賢く、知恵のうえで少しばかり優っている」

と解釈しました。

この『無知の知』は人間にとって一番大事なことと言っても過言ではないと思うんです。
わかりません!!って認めることって勇気がいるわよね。大人になってからは特に。
人と会話してて、ん?今のどういう意味だ?と思ったとしてもふわぁ〜っとそのままスルーしてしまうことって多くないっすか。
会議・ディベート・講演などの質問タイムも手をあげるのって勇気いるよね。

自分の無知を自覚して様々なことに視野を広げることで他分野の知識だけにとどまらず他者の見方や言い分をも理解できると思います。
わからかいことはわからないとはっきり言うこと、この『無知の知』こそが人間を成長させるのではないでしょうか。

多くのことに疑問を抱き問答を繰り返すことで『無知の知』を自覚したソクラテス、やっぱりあんたはすげぇよ。ご神託は正しかった。

ちなみに死刑判決が下った後、納得しない人ももちろん多くいたわけで。
判決に異議を唱える人、ソクラテスが脱獄できるよう計画する人、なんなら看守側でさえも牢屋の鍵をわざと開けっぱなしにしていた人がいたらしいです。
しかしソクラテスは判決を心から受けいれており一切それに応えなかったそうな。
そして偉大な哲学者は死を迎えます。享年70歳。(割と長生き)

なにこれ、漢の中の漢じゃん。///


ってことでニーチェ派な私がお送りしました!!!

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