11.儀父母の学歴脳は孫にまで強要

私の実家が近くである生活は、波乱もありながらも、何とか派手なトラブルが無い程度の生活を過ごすことは数年続きました。その間に、貯金や仕事の事を考え、いざという時に動けるようにと心づもりはしていた。そんな生活の中での冠婚葬祭、正月のご挨拶、子供を夫の実家へ連れて行く行かないの話になった時の事。その年は夫も実家には帰りたくなかった様で、電話で年始は行けない事を伝えた。その時は私と義母が話した。その時の義母の言葉は聞いた瞬間、あっけに取られて電話を切った後に呆れて笑ってしまいました。その言葉は、「あら、残念ね。忙しいのかしら…。うちに孫を連れてきたら一人ずつに10万円お年玉をあげようと思っていたのに…。」と澄ました声で嫌味の様に言われた。
いやいや、まだ幼稚園児に10万円のお年玉って2人いたら20万、3人いたら30万。どういう感覚なのか?いや、お金で釣ろうとしているとしか思えなかった。内心…気持ち悪い…そんなお金要らないわ!と思った。案の定次の年の正月に行くと、一人につき1000円でした。打倒な数字だと思うけど、あの言葉を思い出し、笑ってしまったのを今でも思い出す。そして、実家へ行った時の両親の孫への言葉も理解に苦しんだ。まだ2歳か3歳の孫に向かって「おじいちゃんが算数おしえてあげようか?勉強してえらくなるんやぞ」と。2・3歳で算数ですか?と…もう早く子供達と家へ帰りたかった。その話が終わると、義父と夫が会話をしている。義父は「お前は今肩書は何だ?教授になるつもりはないのか?論文は発表してるのか?」出世と肩書の話ばかりだった。これが夫の生きる世界だったんだなと。しかし、私の子供達はそうはさせないと、その時私の中で絶対そんな人間にはさせないと誓った。

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