コーチングって何ですか?
お金と使命をつなぐ未来デザイナー、コーチとして活動しているユリです。
コーチングを受けてみようかと考えている方に、よく聞かれるのが
「コーチングって何ですか?」
ということです。
私のセッションに来られる方の95%くらいが、コーチング初体験です。なので、セッションの初めに軽くコーチングの説明をしてから始めます。
セッションでは一緒にいる時間を最大限に使うためにコーチングの説明は簡易的にならざるを得ないので、ここでは私が考えるコーチングというものについてもっと詳しく書きたいと思います。
コーチと言っても人それぞれ、千差万別なので、人によって定義が違うと思われます。以下はあくまでも私の意見として参考にしてください。
前提として、私は個人向けのマインドセットコーチ、NLPコーチです。コーチ資格はコーチング大国アメリカで取りました。資格を取る前も、18年ほど管理職として各種のコーチング研修を受け、4カ国でチームのコーチング、メンタリングを行っていました。
まず、コーチングとセラピー、コンサルティング、メンタリングはどう違うのかというところから。
セラピー(心理療法):一般的な生活をするために、本人が機能していないと思っているものを機能するようにする(いわばネガティブから0)。セラピストによって手法は違うが、長期間かけて過去や環境からの影響を取り除いていき、反応や行動を変えることにより症状を軽減したり、なくしていく。
コンサルティング:その道のプロが問題を解決する方法を教える、または問題解決自体をする。
メンタリング:対象者が欲しているものを既に経験した人が、考え方ややり方を教えながら、メンターが正しいと思う方向へ導く。
コーチング:既に機能しているものを、よりよい次元で機能するように手助けする(ポジティブからポジティブ)。コーチは質問のプロだが、答えはコーチングを受けている本人の中にあるので、本人が答えを見出すのを手伝い、コーチは結果の方向性をコントロールしない。
私はコンサルティング、メンタリング、コーチングを全部やっているのですが、現在はコーチングを主な仕事にしています。
その理由は、コーチングが一番その人に恒久的な変化を起こせると思っているからです。
コンサルティングは、何か具体的な問題を解決したい時には非常にパワフルですし、メンタリングも自分が経験のない分野で人の助言を必要とする場合はとても役に立ちます。また、メンターによっては、メンター自身の人的資源を使わせてくれる人もいるのも魅力です。
でもコーチングは、その人自体をその人自身の力で変容させることができます。
つまりその人そのものが変わるので、コーチングが終わった後も、その新しい自分としての選択ができるようになります。いわば一生物の変化を与えられるのが、コーチングだと思っています。
利用者の立場から見ると、目的に合わせて違うサービスを使うということが重要になってきます。
ただ人の悩みは多面的なので、ざっくり切れない部分もあります。なので私はお客様の話を聞いて、最初にメンタリングの手法を使った後コーチングに移行することもあります。
さて、コーチングとは何か?という私の定義ですが、そこに前提が3つあります。
1)人は意識を拡張しながら、喜び、幸せを経験するために生まれてきた
2)人は段階を踏みながら成長し、意識を拡張する
3)私にとって「いい」「正しい」「ベストな」成長の方向は、あなたにとってはそうではない
この前提に基づいた、私のコーチングの定義は
「自分よりも少し先に成長の階段を登ったコーチが、自分の中の答えを出すために対話方式でヒントを与えてくれる。それによって、自分の中の真の声に気づき、過去の自分を癒して本来の自分の姿に気づく。この気づきによって自分が変容し、行動が変わり、目標を達成できるようになる」
先にコーチは結果の方向性をコントロールしないと書いた理由は、結果はコーチングを受けている本人が導き出すものだからです。
つまり、私はコーチとしてその人の意識を拡張するお手伝いをする。
意識を拡張できたら、結果はその人にとって自明のものとなる。
人間の成長とは、このプロセスの繰り返しです。
ですので私がコーチとして一番大事にしているのは、お客様を深く理解すること。今まで誰にもこんな風に話を聞いてもらったことがないと思ってもらえるくらい、真剣に話を聞くこと。そして意識を拡張するための、安全な箱、スペースを、作ること。
そして、私のコーチングの目的は、自分の価値の源泉が自分自身の中にあると気づき、そこに既に答えがあることを知ってもらうことにあります。
ちなみにアメリカではコーチングを受けている人が多いです。実際私も近年は常にコーチがいる状態です。
その理由は、コーチングを受けることによって、どんどん意識を拡張させることができて、成長のスピードが早くなるからです。
人は自分の限界にはなかなか気づきません。
そしてその限界を外す方法もなかなか分かりません。
そのためにコーチがいます。
そしてその限界に気づき、それが外れたときの人のエネルギーが変わった瞬間の、顔から光がぱ〜っと出てくる瞬間が好きで、私はコーチングをやっています。
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