幼児的万能感…☆東京 自由が丘 心理カウンセリング 心理コンサル 心理療法
自己効力感のソレとは違う、
自分は
何でもできるんだ！
「自分、すげえ」と言う
思い込み( ´･ω･` )
だいぶ昔ですが…
渋谷の若者たちの問題を
取り上げていたニュース番組を
観ていて。
20歳手前くらいの男子が、
インタビューに叫んでいて…
『俺たち、
“普通”じゃないから！！
俺らは“パンピー”とは違うの！！』
…で、
“何が”違うの？
どのような個性と才能をお持ちで
(lll-ω-)？
…と、
当時、同じく若者であったワタクシ、
目が点になったことがありました(lll-ω-)
子供の頃のような、
自分が何でもできるような気持ちで、
「現実離れ」した、
夢や理想を抱き続ける。
内心は不安でいっぱいなので、
逆にその、
幼児的万能感に
すがるしかない形になっているのです。
幼児期の“何でもできる”感覚には、
背後の親の支え等を、
自分の実力と認知していることが
考えられるのですが、
子供たちは、
「スーパーマンになりたい」
「サッカー選手になりたい」
「ピカチュウになりたい」
「宇宙飛行士になりたい」など、
社会的にスケール？の
大きな夢を語ります。
そこで普通は、
思春期になると、
実現できない条件や、
数々の自分にとって、
妥当な夢ではないと感じ、
修正をしていく
心の作業が出てきます。
自分にはどういう選択が
できるのかといった、
現実との客観的な向き合いにより、
夢や目標を立て直すという、
大きな経験を経て、
思春期を抜ける頃には、
適切な万能感を
身に付けていきます✨
けれども…
現実とうまく折り合うことが
できないまま思春期を過ごし、
例えば、
親が子供に対して
過度な期待をかけたり、
自分自身の心と
向き合うことがなかったような人の場合、
その幼児的万能感を
克服する機会を失い、
大人になっても
“万能感”を
引きずることがあります(੭;´ ꒫`)੭
それは、自分を
“無条件に優れている”、
“自分は人と違って、
素晴らしい存在”
と思い込んでしまう、
根拠のない思い込みで
あることに気づけなくなるのです😱
本当は、
いたって平凡であるという、
現実とのギャップを、
無意識に不安に感じ、
その不安を消すために、
もっと自分を万能視していきます💧
根拠のない自信に溢れていて、
歪んだ自己イメージを育てる事リスク、
またパーソナリティに歪みを作りだす
傾向があります。
やがて、
その自分だけの理想の世界に
引きこもるようなことも起きます。
自分が“本当は平凡である”と言う、
現実と向き合わず、
克服もせず、
自分の中の居心地の良い場所から
動かないと言う、
内弁慶な万能感を、
さらに強固にしているのです。
この場合、
現実に直面して失敗をしたり、
挫折をするなど、
何かを克服するような経験を
真正面から持たないため、
些細なことに打たれやすい、
弱い心になったりします。
心が鍛えられないまま、
自分の理想の中で生きているので、
その理想像を壊されることがあると、
大きく傷ついてしまったりします。
そのようなことから、
社会生活に沿っていけない
場合も多いです。
さらに反面、
自分が万能だと感じているからこそ、
我慢強さや
地道な努力をする力に欠け、
物事をすぐ諦めてしまう癖も
つきやすくなると言われます。
そして、言い訳や、
負け惜しみがとても増えていき、
自分の心のキズをを、
頑なに守っていくことになってしまいます。
幼児的万能感を克服するには、
現実と向き合う体験を
していくことです。
逃げ癖がついている人も
多いこの特性なので、
想像だけでなく、
現実と社会との関わりの中で、
様々な体験を積み重ねて、
挫折も受け入れ、
等身大の自分を眺めることが、
改善につながります。
その時に、
自分を援助してくれたり、
助けてくれる人、
支えてくれる人、
本当の友達や仲間等との関わりが、
心の成長に導きます。
( ¯−¯ )
当オフィスの心理療法については、
拙著、或いは、脳科学者の澤口先生のブログをご参照頂くと分かりやすいです。
http://toshi-sawaguchi.life.coocan.jp/blog/2012/07/120712.html 📝脳科学者はかくかんがふ
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