新卒一年目、半年で会社を辞めた話
10月の頭、私は仕事を辞めました
辞めて一か月、気持ちの整理がついてきたので記録として残します
もし、今仕事を辞めたくて涙が止まらないような人がここを見つけてくれていたら、
そんなことも少し考えながら、自分の気持ちの整理のためにも書いてみます
私は、新卒一年目に半年で会社を辞めました
春から秋まで、冬もこないうちに辞めてしまいました
"半年だけ、半年しか”
きっと周りの人間はこう思ってるんだろうなと常に思います
周りがどんなに親切にしてくれても、
辞めたことを正解と言ってくれても
どこかで
‟根性なし”
と思われているんじゃないか
正直今は今で苦しいです
たしかに根性なしです
だけど、何よりも一番に思うのは、
‟命があってよかった”
なんです
仕事がつらくて辞めたいがピークの時、
思い出しても苦しくなるくらい、世界が暗くて
楽しいの感情が消えて、笑えなくなって
涙が止まらなくて、呼吸が苦しくて
生きてる意味ってなんだろうばっかり考えていて
死ぬ勇気も覚悟もないから
元からいなかったことにしたいなんて意味のないことばっかり考えて
そんな状態でした
今思えば、限界でした
その状態を一か月
半年で仕事を辞めるなんて恥ずかしい
ただその意地みたいなものだけでした
1つ前のnoteを書いた夜でした
またいつものように涙が止まらなくなって
その日書いたnoteを見返しました
そこで初めて自分が限界を迎えていると気づき、向き合うことを決めました
意地と恥を捨てて自分を守ることを決めました
何度も迷いましたが、私は両親に電話をかけました
「辞めたい」
やっと言えました
涙と震える声を抑えてやっと言いました
「うちに戻ってくるしかないね」
辞めることを肯定も否定もせず、
だけど辞めた後のことを言ってくれて
それで私は救われました
ここからの私は、今までの私じゃありません
次の日の朝、私は誰よりも早く会社へ行き
「辞めさせていただきたいです」
言うことができました
上司と話し合いをし、区切りのいい一週間後に辞めることが決まりました
あと5日会社に行けばもう行かなくていい
そう思っただけで世界が明るくなりました
ただ5日間は、本当にきついものでした
新卒一年目、半年で辞めるらしい
その視線を浴び続けながらの仕事はやはりきつかったです
でもそれが、辞める人間の最低限の義務と言い聞かせ、
5日間を乗り越えました
威張れることではありませんが、
意地と恥を捨てた人間は強いです
一週間堂々と会社に行きました
最終日、机の片づけが終わらず、定時を過ぎてもやっていると
同期や先輩が声をかけに来てくれました
片づけを一緒にやってくれる人もいました
涙を流してくれる人もいました
私はつらくて流してきた涙で枯れたのか一滴も涙できず…
申し訳ないと思いながらも、辞められる嬉しさが勝っていました
私は、仕事を失いました
社宅に住んでいたので、家も失いました
実家に戻るしかないので、近くの友達と会う時間を失いました
新卒カードを失いました
仕事をしている社会人という評価を失いました
仕事をする自信を失いました
たった半年で多くのものを失いました
だけど自分を守りました
残ったものは自分とほんの少しの貯金くらいです
でも今私はこれでよかったと思っています
生きてることが一番だからです
‟生きてさえいれば何とかなる”
”逃げるは恥だが役に立つ”
本当にこの二つだなと
これからどうなるか分かりません
辞める選択が正解だったかも分かりません
でも、辞めたなら正解にするしかありません
これまでの意地を捨てて新しい意地を手に入れました
新卒1年目で苦しんでいる人はきっとたくさんいると思います
1年目でない先輩方でもきっとたくさんいると思います
根性なしの私は何も言う資格はありませんが、
ただ一つ、
生きていてほしいです
私も生きてこの先どうするか、もがきながら
noteで綴っていきたいと思います