「辞めたい」が言えない
新卒1年目、働き始めてもうすぐ半年
私の頭の中は仕事を辞めたいでいっぱいになっています
正社員として、週5日、実質8時から19時まで、こんな働き方をしている人は大勢いると思います。もっときつい条件の人もいるはずです。
しかし私にはこの普通のことが難しいです。
入社してやる気に満ち溢れた最初の頃は、準備をしながら好きなYouTuberを見て、笑って、時間になったら行くか~くらいの気持ちで家を出て、必死になりながらも充実感を感じて家に帰って、ごはんを食べてまた好きなYouTuberを見て、寝る。そんな日々でした。
大変だったけど、これが大人になることか~なんて思いながら過ごしていました。
しかし、そんな毎日が変わったのは、入社して4か月くらい経った8月頃でした。
最初の異変は、楽しいという感情がなくなったことです。
好きで見ていたYouTubeも、休みの日のライブも、好きな人が出ているテレビも全部全部楽しいと思えなくなりました。
YouTubeやテレビを見ていた時間は、泣いている時間に変わりました。
ライブに行っていた時間は、一人で家にこもる時間になりました。
こんな状況で何のために我慢して働いているんだろう。そんな感情しかなくなってしまいました。
そして、見える景色が本当に変わりました。
毎朝泣きながら最寄り駅に向かう道は長くて暗くて、どんなに天気が良くても風が気持ちよくても鬱陶しく感じられて
私は晴れた気持ちのいい日が大好きでした。
空を見上げながら歩くことが大好きでした。
そんな好きなことも感じられなくなってしまいました。
ただ本当に不思議なことに、左に曲がると駅、まっすぐ行くと駅から遠ざかる分かれ道のまっすぐ行く道だけまぶしく見えるのです。
ここを曲がらずどこまでもまっすぐ行って、疲れたら座って、お母さんに電話して、
「仕事つらくて行けなくなった。」
これができたら、どれだけ楽か何度も何度も考えたからだと思います。
直前でそんなことできないなと思いながら私は暗い道を選びます。
明るいまぶしい道に行きたいけど、
今日行かなかったら、昨日までに溜まっている私の仕事は誰がやるんだ
今日行けなかったら、明日も行けなくなる
そんな戦いを毎朝繰り広げています。
必死に必死に働いて、
帰り道も同じです。
泣きながら、一日を振り返り、言われたこと、ミスをしたことがフラッシュバックします。
横断歩道で止まっていると、もしここで走っている車にぶつかって、少しだけケガをしたら明日は行かなくていいかな
そんなことまで考えるようになりました。
同時に、こんなことを思ってしまうことが、ここまで大切に育ててくれた両親に申し訳なくなり、さらに自分が嫌いになります。
家についてから、ごはんを食べてお風呂に入って、
後は泣く時間です。
意図しているわけではないけど、YouTubeでHSPの動画を見たり、昔の写真を見たり、自然と涙が出ます。
そして疲れて寝る。
そんな毎日です。
「辞めたい」
何回も調べ、何回も書きました。
誰にも見られない場所で
もし、辞められたら、何度も考えました。
そうしているうちに、理想が作り上げられました。
実家に帰り、Webライターを目指す
そして生計を立てられるような実力をつけて、楽しく一人暮らしをする
です。
私は兄にだけすべてを話しました。
HSP当事者であり、理解があるからです。
「できないことじゃない。今はリモートワークも広がって需要も増えてるからなおさらチャンスだよ。努力しなくていいところでする必要はない。」
正直、この言葉で少し
「辞めたい」
に近づきました。
少しでも早く、自分が壊れる前に言えるように。
今後も進捗を人生の記録として正直に書いていきます。
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