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精神科入院日記(2日目)

3/2   曇り時々雨

昨日は夜中に隣のベッドの中学生が、がさごそとロッカーをあさり続ける…これが暴れる?って事か…一時間おきに目を覚ましろくに眠れなかった。眠れないのは隣の中学生が原因ではない。私は幼い子供と夫を残して義理の母親と折り合いが悪いまま実家へ帰り、入院を決めた。その環境から意味逃げ出したのだ…「上手く適応出来なかった…」そんな感情が頭から離れる日は無く私を苦しめ続ける。今日は午前中は陶芸をし、味のしないご飯を食べ一日は過ぎて行く…

1年前、最初の入院前、私の頭の中は夢物語の妄想の中を生きていた。私には国家スパイ容疑がかけられ会話もすべて盗聴されていると思い込み生きていた。道行く人を探偵と思い「なんですか?」と尋ねたこともある。体重もいつのまにか8キロ近く痩せていた。正直子供をどうやって育てていたのかもほとんど記憶がない。やっと後になって全てが幻で統合失調症という病気だった事に気がつくまで数ヶ月かかった。ようやく普通の生活に戻ったところで、今度は鬱の症状が出始めた。私は鬱と統合失調症の混合型らしい  鬱で苦しむも夫や義理母の理解は得られず「子育てから逃げている」そう思われるしかなかった。精神の病気は目には見えない。天気の移り変わりのように、調子のいい日も悪い日もある。だからなかなか理解されにくい。私はもうここ(精神科)にくるしか居場所はなかった


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