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挑戦する人。

偶然出会った29歳の青年

西米良温泉・カリコボーズの湯「ゆた〜と」

2023年8月28日(月)、宮崎県西米良村の温泉「ゆたーと」で真っ黒に日焼けした青年と出会った。彼は自転車で日本一周旅の最中で、翌日には熊本で壮大な旅のゴールを迎えるという。

夫と二人で昼食を食べにきたところで、温泉の入り口で同村の知り合い(ゆず農家・中武ファームの中武洋文さん)から呼び止められ、その隣にいたのが彼。急遽4人でランチをすることになった。

自転車で日本一周なんて、無謀なことをやりたがる人種なのかな?と思いきや、話してみるととても謙虚で丁寧な語り口。一瞬で下世話な先入観をぶちやぶられた。ごめんね、おばちゃんとっても失礼なこと考えちゃってたよ。

ざっくり言うと、こんな感じ。

まずは3年ほどは働かずに生きていけるお金を貯めて、自転車を買い、練習もして、仕事もしっかり引き継ぎ退職して今年の3月3日に地元熊本をスタート。九州、本州、北海道、四国すべてをぐるりと1周して、遠い親戚(中武家)のいる宮崎県西米良村にいるのが今。今日中に県境を超えて熊本は湯前の親戚に会い、人吉で1泊。明日はラスト100kmを自転車で走破し、ついに約半年間の自転車旅を終えるのだという。

そんな29歳の青年は、西米良の名物・西米良サーモン丼を写真に撮ってからおいしそうにほおばる。私も同じものを注文したので食べてみると、西米良サーモンは想像以上においしかった。何度も訪れている場所なのに、ようやく今その魅力を知った。臭みゼロ、さっぱり、ぺろり。ご来村の際はぜひご賞味あれ。

西米良サーモン丼(味噌汁付)

食事をしながら、おじちゃんおばちゃんたちが青年に質問を浴びせる。彼はやさしい笑みを浮かべながら淡々と話す。眩しいくらいに壮大な挑戦をし、まもなくやり遂げようとしているのに、「自転車で日本一周やっている人、結構います。やってみると、そんなにすごいことでもないですよ」的な言葉をさらりと返された。いやいやいや…

人の話が好物のライター根性がむくむくと湧き上がるのを抑えながら、私はひとまずインスタを教えてほしいとスマホを出した。彼は「つたない発信ですけど」と言ってQRコードを提示してくれた。

食事を終え、席を立つ。そのとき彼は、お店に入る前に買っていたカップアイスを持ち込んでしまったことを、店員さんに一言お詫びを告げていたのを私は聞き漏らさなかった。

…な、なんてできた人間なんだっ。

行く先々でこうだったんだろうと想像でき、驚きと感動でいっぱいになる。

その後車で2分の夫の新居に行き、中武さんと彼も同行。冷蔵庫と洗濯機を居住スペースの2階に運ぶ手伝いをしてくれた。しばらく家の前でまた話し込んでしまったが、「そろそろ出発します」と湯前に向け出発した彼の姿を私は動画に納め、奇跡のような偶然の出会いに感謝した。
繰り返し言うが、本当に心が洗われるような青年だった。

記念の1枚。左から夫(矢野 淳)、自転車日本一周中の彼、中武さんご夫妻
湯前に出発。最後まで気をつけてね

それから2時間かけて車で自宅に帰り、一日の写真を見返したりしながら、彼のインスタを改めて開いた。

……え?な、なんなんだ!!!

このしっかりしたインスタは!めちゃくちゃマメにきっちり上げとるやないかいっ!!!

https://www.instagram.com/camptanibo/

驚きと、ため息が交互におそってくる。なんかもう、自分が情けなくなるくらいすばらしい青年だ。それに比べて私って…とネガティブモードに入るのは後回しにして、これまでの彼の頑張りと真摯さを心から褒め称えたい。いやホントすごいよ、君って人は…。

ひとしきり動揺と感動を繰り返した私は、今日のこの偶然の出会いに、心から感謝した。中武さん、声をかけてくれて、出会わせてくれて本当にありがとう。

そして自分もがんばらなきゃ!と、明日への叱咤激励にしたいと思う。


挑戦する人2

やりたいことをやれずにもやもやした日々を過ごしているなら、彼のように思い切って挑戦してみてはどうだろう。大変なことが山ほどあると思うけど、やった人にしかわからない景色が、世界が、きっとその先にあるのだと思う。挑戦した彼だから、淡々と「大したことではない」とも言えるんだ。

やりたいことに挑み、まもなくやり遂げるという彼の人生の記念すべき瞬間に出会ったこの日、挑戦するって素晴らしいなと改めて感じた。



…おっと、挑戦する人、もう一人いた。

↓ココに。

2023年9月1日より、宮崎市から西米良村に移住し、地域おこし協力隊として活動する私のパートナー。

自転車日本一周のゴールを見届けた後は、
我が夫の50歳から始まる挑戦をしかと見届けたいと思います!!!


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