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北原照久氏『夢の実現 ツキの十ヶ条』

私の選ぶ10冊」シリーズはまだ続ける予定ですし、文月絵里奈さんからのリクエストで「私の選ぶ10枚」のCDについても書こうと思っているのですが、8/16(日)に素晴らしい講演を聴いたので、久しぶりに講演レポートを記事にしようと思います。
この日は、15:30からもオンラインセミナーがあり、4名の講師による盛り沢山の内容の講義に沢山の刺激を受けました。
終了したのが19時近くで、横浜市神奈川区倫理法人会主催の、北原照久氏のイブニングセミナーの開始は20時から。
いずれもZOOMによる開催でした。

北原照久氏の運営するブリキのおもちゃ博物館は横浜 山手にありますし、確かマリンタワーにもあったように思いますが、私が記憶に残っているのは、河口湖北原ミュージアム
男の子向け、女の子向けのおもちゃのコレクションはもちろん、宝塚歌劇団のポスターとか、昔の化粧品や薬瓶などのコレクションがとても素晴らしかったのです。
この日のセミナーは、北原氏のご自宅である、竹田宮家の別荘であった豪邸からの配信でした。
200人以上の参加者がいる盛況ぶりで、人気の程が伺われました。

北原氏は中学を退学という挫折を味わうも、高校で恩師と出会い、落ちこぼれだったのが、卒業する時は総代にまでなったそう。
留学などを経験し、捨ててあった六角時計を拾って直したのがきっかけでコレクションをはじめて、色々なものを集めていきます。
私自身、古物商を始めた頃は生活苦で、ゴミ捨て場を漁っていたのを思い出しました(笑)。

そのコレクションを展示しないか、という話を持ちかけられ、西武デパートで開催した展示が大反響。
そこから、博物館開館の夢を持ち、37歳でその夢を実現します。
夢は他にも幾つかあり、加山雄三さんや吉永小百合さんと会う、佐島に別荘を建てる、サンダーバードに乗る、などの夢を次々に、中には何十年越しという時間を掛けてでも叶えてきたのだそう。
「なぜ、夢が叶ったんだと思います?」北原氏は問い掛けます。
「僕一人の力では絶対に叶いませんでした。口に出して、周りの人々に訴える。周りの人たちが助けてくれたから、叶ったんです」

50歳を過ぎてエレキギター、ダイビングをはじめ、ライブ活動をしたり、新しいことにどんどんチャレンジしていっている北原氏。
一方でレギュラーを務めるテレビ番組「なんでも鑑定団」では、最古参メンバーなのだそうです。

北原氏が提唱する「ツキの十箇条」というものを、説明して下さいました。

1.プラス思考
2.勉強好き=自分の価値観を見出す為。
3.素直「すごいですね」「なるほど」「おもしろいですね」
4.感動
5.感激
6.感謝
7.ツイている人と付き合う
ツイている人を見分けるには?との質問には「謙虚であり、笑顔であるのがツイている人です」とのお答えでした。
8.親孝行
9.人を褒める
10.自分はツイていると思い込む

「ツイている」と口に出すことが大切なのだそう。
身体は食べたもの、心は聞いた言葉、未来は口に出したことで作られる、というお言葉に、なるほどと深く頷きました。

最後の質疑応答で「自分は前向きになれない、どうすればいいか」という方に対して、「すぐできることとしては、ゴミ拾いをしなさい。ゴミを拾うということは、運を拾うということだから」とのことでした。
ネガティブになってしまう時は誰でもあるけど、最後をポジティブで締め括ればいいのです、と仰います。

他人から見ると順風満帆のように思えますが、当然のことながら、沢山の苦しみも味わってきたことでしょう。
でも、日本中の人々に夢を与えるこのお仕事は、北原氏のこのポジティブさがなければ、成し遂げられなかったことでしょう。
北原氏の夢の実現力、あやかりたいなと思いました。

画像は河口湖北原ミュージアム

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