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居室の一角に書斎を造る

書斎はどこでどの様に使われますか?
仕事でのリモートワーク、読書や書き物など、クライアントによって用途は同じでも使う物は違うし、使う時間帯も違う。部屋の一角に少しスペースがほしい、何となく仕切れればいい、個室にしたいと要望も様々。

書斎の有無は設計に影響するので、ヒアリングを基に計画段階から心地よい居場所と広さを検討。
階段下の少し囲まれた空間で読書、和室の一角で植栽を感じながら書き物、キッチン収納のカウンターを伸ばした一角で在宅ワークなど、暮らしの生活動線との位置関係も含めて考えます。

和室の一角の書斎

書斎の天板は、無垢材の接ぎ板か集成材を選ぶ。
肌触りが良くてメンテナンスをしやすいから、気兼ねなく使えます。

収納棚はオープンにして、暮らしながら自分好みの収納になれば嬉しいですね。見せたくない物があれば一マスのサイズに合わせて同素材の扉を付ければ大丈夫。大工さんが造る造作収納の強みですね。柔軟です。
また高さを利用しておおよその物の配置を考えて設計すれば、限られた空間での収納力も上がります。

将来、書斎のある住宅を計画の方は、暮らし方にあった自分らしい書斎を考えてみるのも楽しいと思います。新築時でなくても将来どこかの部屋を書斎にする計画も良いです。
そして規格型の住宅ではなく、大工さんが一から造る住宅を選択することで、自分らしい書斎を実現できる対応力は高くなるでしょう。

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