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朝ドラ虎と翼から学ぶ 主婦(夫)の自立の阻害要因&都知事選

10年以上、職人的リモートワーカーを続けている結良輪区です。

今期のNHK朝ドラ『虎と翼』を見て、戦後の時代から今も尚、女性の地位が虐げられている状態だと感じ、日々、苦しい気持ちを共有しながら見ています。

私自身、家事、育児、教育、介護、仕事、の全てをほぼワンオペで、丸投げされている状態で…。
50歳を過ぎて尚、育児と介護、更年期も相まって、四苦八苦。

ここから離れたいという気持ち、自分の為に働く事だけを考えたいという
気持ちが、日々強くなり…。自由な資本主義の国になったはずなのに、
前時代に引き戻されている感覚が増幅してしまいます。

近々行われる東京都知事選では、ベーシックインカムの導入を提唱している候補者が何名かいます。日々、家事、育児、教育、介護、仕事のマルチタスクを熟す中で思うのは、家庭内で家事、育児、教育、介護に携わる人材にはベーシックインカムとしての手当てを出したらいいのに…。と思ったりしています(インフレ率を上げたのは政府がやったことでは?)。

家庭の中で、何故、女性の方がこれらを担う率が高いのか?
とても疑問です。

仕事以外の育児、介護、教育、家事、これらの負担時間に応じて、国からベーシックインカムを出したら、もっと良い社会になるのでは?
福祉だの、支えあい、だの政治や行政の世界では、綺麗ごとをならべていますが…、現実の世界で、それらを担ったことがない人たちが話していても、目の前の現実が変わるはずがなく…。何の説得力もない職業政治家が増殖していることが、一番の問題なような気がします。

出産できる若い女性を支えるには…、育児、教育、介護に時間が占拠されてしまい、社会で働く時間が限られてしまう分、行政から手当てを出したらいいのに…。

出産後は、子供一人当たりの生活費を先の半年から数年分を、分割で支給するなど、生産性とは別で、家庭内で働いている時間を鑑みる事が、かなり必要になってきている気がします。

全てをマルチに熟している女性よりも、自分一人の事を考えて外で働くだけの大人が増えると、世の中どうなっていくのでしょう…。
結構単純な気がします。
家庭のマルチタスクを全て抱えて苦しい立場になりたい人って、少なくなるのは当然で…。

政治不安から、世紀末を感じてしまうこの頃。
戦後から何も変わっていない日本社会だとすると、本当に恐ろしい社会のままだと感じてしまいます。

そして、乱立する東京都知事選の立候補者達の振る舞いに…。
職業政治家が法改正などをサボっている様子が見て取れます…。
稚拙なアピールが必要になるほど、日本はおかしくなってしまったのだとしたら、本当に未来を感じられず…。選挙の投票に足を運びたくなくなります…。

政治、選挙、法律、個々の日本人の暮らしは、そういった枠組みから逃れられるはずがなく、暮らしやすさに直結しているものだと、出産後にようやく理解できるようになってきました。

人間を育てる側になった事で、教育の大切さ、福祉の支えあいの大切さ、
自分たちは一人で大人になった訳ではない事を思い知らされます。
独身の頃には理解できなかった、頭が子供のままだった自分がいて、親や
大人のいい部分も悪い部分も、様々な事を感じられるようにもなりました。

歴史は繰り返してはいけないと感じつつ、自分の世代でよくない事を断ち切るのも、とても難しさを感じたりもします。人のふり見て我がふり直せ、
反面教師にしていかなければならないと、改めて思う日々です。

結良輪区

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