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体脂肪率が体重よりも減少しない永遠のミステリーについて、皆さんと一緒に考察していきます。

ご無沙汰しております、UMAカツマです。今日は、この体脂肪率がなぜ体重のように落ちていかないのかという永遠のミステリーについて切り込んでいきたいと思います。

因みに私の現在の体重は65kg、体脂肪率は19%です。という事は体脂肪「量」は、

65 x 0.19 = 12.4 kg

体脂肪率を1%落として18%にしようと思ったら、

65 x 0.18 = 11.7 kg

という事は、12.4 - 11.7 = 0.7kg 落とせば良いのか、という事になります。

果たしてこの考え方はあっているのでしょうか?

実はこの考え方は、「除脂肪体重」という概念を全く無視しています。
除脂肪体重というのは、体重から体脂肪「量」を引いた数字です。

体重は65kg、体脂肪率は19%の私の除脂肪体重は、

65 - 12.4 = 52.6 kg

体脂肪率を1%落として18%になったとしたら、

65 - 11.7 = 53.3 kg

どうです?おわかりになりましたか?

そうです。除脂肪体重は0.7kg 増えています。
要は、体重が65kgのままで、体脂肪が1%減るということは、
除脂肪体重が0.7kg 増えて、その分体脂肪「量」が0.7㎏ 減るという事になるのです。
極端に言うと、この「0.7㎏」が、脂肪から筋肉に変身したという事です。
まずそんな事はありません。

では、0.7kg という体脂肪だけが燃焼して、減ったとしたら体脂肪率はどうなるでしょうか?

体重 65 - 0.7 = 64.3kg
体脂肪率 11.7 ÷ 64.3 = 18.2%

18%ではなく、18.2%です。お分かり頂けましたでしょうか?
少しわかりにくいかもしれませんが、何が起こったかというと、体脂肪だけが燃焼したと仮定すれば、体重も同時に減りますので、その減った体重と減った体脂肪で、体脂肪率を計算することになります。

先程は体重が減らない=減った脂肪が、そのまま筋肉になると仮定すれば、ぴったり体脂肪率が18%になる計算だった訳です。でも実際はそれはあり得ません。なので、次に体脂肪「だけが」燃焼したと仮定して、その分の脂肪量を体重から差し引いて体脂肪率を出したところ、18%にはならなかった、という事です。そしてさらに言うと、そもそも都合よく体脂肪だけが燃焼して消えてくれるという事もあり得ませんから、この18.2%という数字も非現実的な数字という事になるわけです。

よって、体重が減ったとしても体脂肪率が同じ様に減っていかないというのは、こういうロジックになっているわけです。このロジックが分かったところで、では体脂肪率を下げていくにはどうしたら良いか?という事ですが、その答えは簡単でして、「筋肉量を落とさない様にする」もしくは「筋肉量を上げるような努力をする」という事になります。

体脂肪「量」を筋肉(除脂肪体重)に直接変換や交換できないとしても、筋肉量(除脂肪体重)を上げ(最低でも維持)て、体脂肪「量」を減らすことができれば、体脂肪率は減らす事ができます。この両方を同時に行うアプローチをしていけば良いのです。

3大栄養素を意識した食事をする事はマストで避けられないのは言うまでもありませんが、運動については、ウォーキング(有酸素運動)で効果的に体脂肪を落とせて、筋肉量も維持することができます。筋肉量を更に上げていくためには筋トレが最も有効であることは言うまでもありません。筋肉量が最も多いのは「足」で、その次が「胸」で「背中」です。筋肉量が多いところが発達しやすいので、「腕」や「腹」のような筋肉量の少ないところからアプローチするのではなく、筋肉量の多いところからアプローチしていく事をお勧めします。

どーしても筋トレが難しいという方は、体脂肪率を下げることを諦めたほうが良いかもしれません。それでも諦めきれない、ミキティ(真矢みき)のような方は、最低でもウォーキングを1日1万歩以上行いつつ、タンパク質もしっかりと摂る。大概の場合タンパク質の食事からの摂取量も足りていない場合が多いですので、プロテインで補って頂くという事をお勧めしております。

最後の方のどうしたら良いか=実践編については、是非私の行っております、「実践ロジカルダイエットTHE自炊」の体験Webセミナーを受講して頂けますと、より具体的なお話ができると思います。本日の主な目的は「体脂肪率が減りにくい謎を解き明かす」事でございましたので、それが解き明かされましたので、この辺でお暇させて頂きたいと思います。それではまた来週お会いいたします。お口の恋人、UMAカツマでした。🙌


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