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田舎暮らしの嫁の本音 #14


こんばんは。とうとうユニクロもマスク市場に手を出してきましたね。機能性商品「エアリズム」を使用したマスク。3枚組990円(税別)6月19日販売とのこと。ユアンです。


さて今日は僕の嫁さんの話を少し書こうと思います。
このnoteは読んでないみたいなのでそのまま許可なしで書いちゃおうと思います。

まずは出会いを簡単に。
僕の嫁さんとは東京で仕事をしている時に出会いました。お互いアパレル系のデザインの仕事で別会社。共通の友達の展示会で知り合い1年くらい謎の関係(笑)のち付き合い同棲を始めました。そして僕が地元にUターンすると決めて報告すると同時にプロポーズ、そのままお互い仕事を退職、結婚、Uターンで無職2人の新生活が始まりました。

そして、2年が経ち、第一子を授かったのをキッカケに僕の実家のある超ド級な田舎に移住する事を決めました。
それまでは「お金貯めて早く東京戻りたいね」と話していたのですが、導かれるように田舎に住むことになりました。

その時、嫁さんは周りの友達に「田舎生活本当に大丈夫?」「ほぼ実家暮らしで同居なんでしょ?大変だよ。」など色々言われてたみたいなのですが、本人はあまり考えてなく全てが新鮮でほんの少しの不安はあっても楽しい方が大きかったみたいです。

そして、嫁は臨月で移住。その頃には昔の東京の取引先とデザイン契約をして在宅勤務で仕事をしていました。ギリギリまで東京出張に行ったりであまり考える時間もなく一気に出産までいきました。



ここまでは順調だったんです。
そうなんです。
ここから何かが狂い始めたんです。



まず、仕事の忙しさで誤魔化していたのですが産休に入った事で家での過ごし方に段々と戸惑うようになってきました。
また通常は産前産後は自分の実家に戻るのですが、嫁にはお母さんしかいなく、九州で距離も遠いし古い市営マンションなので出産も産後もこっちにいる事に決めました。
予想通り、自分の実家では無いので精神的な安らぎは無く常に気を使っている状態でした。僕の親は優しさのつもりで「何にもしなくていいよ」「1週間はゆっくり寝ててね」と言いますが、本人いわく産後の実家での1週間が一番キツかったと言っています。


優し過ぎるのが辛い。


僕にはその時全く意味がわかりませんでした。


そして、敷地内の別棟にリノベーションした新居も出来て家族3人で仲良く暮らせると思っていました。。。


僕の親は晩御飯のおかずを持ってきたり、洗濯物をついでに取り込んでくれたりと、まだ赤ちゃんの世話であまり動けない嫁を気遣って色々手伝ってくれていました。
実はそれら全てが苦しかったんだと後で知りました。

なぜそんなに精神が不安定になるのか全く僕はわからなかったのですが、毎日話を聞いて段々と心の内が分かってきました。

まず、仕事大好き人間誰かに必要とされている事で生きる希望を見出している。もともと母子家庭で妹と母親の3人暮らしで、鍵っ子。いつもご飯は妹と食べていたので、僕の家みたになおばあちゃんも含んだ大家族で同じ時間にご飯を食べるということに戸惑いを隠せなかった。
ご飯を食べながら泣いているのを見てみんな???な状態になる事もしばしば。
ものすごく気を使い、人にどう見られているかもすごく気にしている。極度の被害妄想が時々勃発。

今まで東京でバリバリやっていた事でバランスが取れていたのだけど、田舎に移住して、日々過ごすに連れて段々と自分の嫌なところを自分で知るようになってどんどん自分を責めるようになっていった。
ジェンガのブロックを一つずつとっていって、もうゆらゆら揺れてギリギリのバランスで立っているのがやっとの状態。
そして、僕も上手くケア出来なくて喧嘩になる事があって、とうとうジェンガが「ドッシャーン!!!」音を立てて崩れ堕ちた。
包丁を持って死のうとするも怖くなって自分を責めるて過呼吸になるほど泣きまくり、放心状態。自分の実家に帰りた。逃げたい。消えてなくなりたい。


嫁は実家に戻り落ち着いて帰ってくる。


義理の姉と義理の妹が僕の実家に毎月何度か帰ってくる。子供を見せに来たりゆっくりしたりする為に泊まりに来る。
その度に実家に集まりご飯をみんなで食べる。僕の嫁さんは気を使いご飯、食器洗いなど「長男の嫁」というワードを背中に背負って頑張る。
みんなが帰った後に放心状態。号泣。


この家は正月と盆が年に何回あるのか。。。



義理の姉妹とは普段は仲が良いのだけと、実家に甘えまくっているのが許せないらしい。

私も甘えたいのに遠いから甘えれない。。。


自分の状況と比べてどんどん堕ちてゆく。


そんな事が何年も続き、あっという間に6年目。
息子6歳。途中娘も生まれ3歳。


今だに同じような問題に悩む事もあるけど、不思議と人間強くなるもんで、免疫力もだいぶ付いてくる。

結局何があっても僕は嫁の味方だし、話はいつでも永遠と聞き続ける。

最悪家を出て別の場所で暮らす覚悟もある。

そして、2人で色々な事を模索しながら、ようやく1つの道筋が見えてきた。

田舎でパン屋(ベーグル屋さん)を開くという目標が出来き、そしてまもなく現実となる。


共通の夢がある事で頑張れる。


6年経ってやっとこうやって文章に書ける。


そうです、僕たち私たちは今幸せです。


#田舎暮らし #毎日note #365日note #嫁の本音 #Uターン #繊細さん

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