サウジ夫はフルーツの食べ方がちがう
とっても久しぶりの投稿になります😅
サウジアラビア人の夫と結婚して早2年。
レストランに行く時にハラール料理か確認するのも、お祈りを毎日朝昼夕やるのも当たり前になりました。
そして夫と一緒にいる時間が長いので、カルチャーショック を受けることもほとんどなくなりました。
が、最近、よくよく考えたら感覚が違うなと気づいた小さなカルチャーショックがありますので、今回はそれを共有したいと思います。
最近気づいたサウジアラビア人の夫との小さなちがい。
それは「フルーツの食べ方や好み」です。
先日、季節が秋ということもあり、わたしが柿を買ってきました。
そしてその柿の皮を普通に剥いて、夫と一緒に食べようとしました。
すると夫が、
「固い・・・まだ食べられない」
と。
私「ん??? 柿の固さってこんなもんじゃない?」
夫「こんなシャキシャキじゃ、リンゴじゃん」
私「???」
どうやらサウジアラビアでは柿はしっかり熟れた状態で食べるのが普通だそうで、私が切って出した柿は固すぎだったそうです・・・。
(もしかしたらサウジアラビア人がこうというのではなく、私の夫だけがこうなのかもしれないですが)
みなさんは柿をどんな固さで食べますか?
これは国によって違うのか、それとも私の感覚がおかしいのか・・・。
柿の食べ頃について私はよくわかっていませんが、私は小さい頃から柿はシャキシャキの固い状態で食べていました。
給食でも固い状態ででてきました。
もちろん干し柿など柔らかめの柿も食べます。
でも、基本は固い柿が当たり前だと思っていました。
「固い柿」と「柔らかい柿」どっちが主流なのか、Webで調べてみたところ、やはり日本では「固い柿」が好きな人が多いみたいです。
・固い派 45%
・柔らかい派 18%
参照:ウェザーニュース
国は関係なく、ただの人の好みの違いなのかもしれませんが、日本では固い柿を食べる人が多く、サウジアラビアでは柔らかい柿を食べる人が多いという小さな違いを感じました。
サウジアラビアはデーツやバクラヴァ(中東で人気のスイーツ)など激甘な食べ物が人気なので、柿も完熟の状態で食べるのが人気なんですかね。
また、デーツの好みもサウジアラビアと日本では違います。
デーツとは、中東やアフリカ、アメリカなどで栽培されているドライフルーツで、イスラム教の聖書「コーラン」にも記載されているためサウジアラビアでは非常に人気な食べ物です。
ラマダン(断食)の時期には毎日食べられます。
そんなデーツの好みの違いを感じたのもつい最近。
先日たまたまマルシェに行ったとき、サウジアラビア産のデーツを売っている方に出会いました。
その方はサウジアラビア産のデーツを4種類くらい販売されていました。
が、なぜかどれも私がいつも見ているサウジアラビアのデーツと違う・・・。
私は夫がサウジアラビア人ということもあり、家に常にデーツがあります。
(夫が大使館でもらってきたり、夫の友達が日本旅行に来た時に持ってきてくれたりするので)
でも、そのマルシェで売られていたサウジアラビア産のデーツと、夫がいつも食べているデーツはなぜか見た目が違います。
夫がいつも食べているデーツはもっと潰れていて柔らかい感じ。
ねっちょり系です。
実際の写真↓
一方マルシェで売られているのは形がしっかりと丸く残っていて弾力がある感じ。
イメージ写真↓
わたしは気になってデーツ屋さんに質問をしてみました。
「私がよく見るデーツはもっと柔らかくてつぶれているのですが、何か違うのでしょうか?」
デーツ屋さん「柔らかいタイプもありますよね〜。でも日本ではそのタイプは手がベトベトになるからあまりウケないんですよね。日本では食べやすい乾いたタイプのデーツが人気ですよ」
私「なるほど・・・」
確かに私の夫が食べているデーツはすごく熟れていて、ジャムに近い感じ。
食べる時に手がベトベトになります。そのぶん非常に甘いです。
でも持ち運びに不便だし、手軽に食べられる感じではありません。
おそらく、サウジアラビア人は激甘いものが好きなので、甘さ優先。
日本人はデーツに過度な甘さよりは、食べやすさを優先しているのでしょう。
(日本人の私にとって、マルシェで売られている固めタイプのデーツも十分甘いです。)
一口にサウジアラビア産のデーツといってもさまざまな種類がありますので、これも好みだと思いますが、やはり柿と同じく、サウジアラビア人は熟れていて甘い方が好き、日本人はそこまで甘さは求めていないということがわかりました。
サウジアラビアはイスラム教徒でお酒が飲めないので、その分、激甘のもので心を満たすという話も聞いたことがあります。
文化や宗教の違いが食にも影響しているのかもしれないですね。
サウジアラビア夫と暮らしていると、自分が当たり前だと思っていることは当たり前ではないんだなということを痛感します。
最近は大きなカルチャーショックはなくなりましたが、やはりまだまだ夫から新しいことを発見できるなと感じます。
そんな日々の感覚の違いや小さなカルチャーショックを今後も楽しんでいきたいと思います。
(もしサウジアラビアに移住、なんてなったら、また大きなカルチャーショックを受けるようになるんだろうな・・・)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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