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めくるめく活字世界

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本があれば生きていける、と思えるほどに好きだと言える。そんな私の書評や、本を巡るあれこれ。
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#推薦図書

千年越しの物語を追いかけたドキュメンタリー

 祇園祭と聞けば、誰もが京都の伝統的なお祭りだと想像するだろう。でも、実際に見たことのあ…

一気読み必至、二度読み必須の出会い

電車なんて停まらなければいい。いっそのこと乗り過ごしたいと思えるほど夢中になって読んでし…

スーダン人が教えてくれた日本語の豊かさ

 このようなノンフィクションは大抵、読む前から、苦難を乗り越えた感動ものとして捉えてしま…

午前一時が愛おしくなる本

ゴールデンウィークとは名ばかりで、全然輝いていない。昨年に引き続き、緊急事態宣言発令中の…

最大の武器は銃でも爆弾でもない、本だ。

 レイ・ブラッドベリの『華氏四五一度』は、本が禁じられた近未来が描かれたディストピア小説…

今こそ読みたい、闘いの魂

 これは、1944年にアメリカのブレトンウッズで開催された世界的な会議について綴られた記録で…