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ゆにばーしてぃポテト@小説
2022年8月21日 07:39
▽前回のお話はこちらから▽ さえぎる物がなにもない状態の日差しというのは、まるで凶器みたいだ。おまけに海面の反射も慌ただしい。「そろそろ休憩しねぇか」と目の前の無表情の背中に話しかけるが、応答がない。 灰原は現在、母星との交信で俺に構っている暇はないらしい。視野が極限まで狭まっているようで、先回りして彼女の目の前に立ちはだかったとしても、無言でかわされるという屈辱を、俺は何度か味わうことにな