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ゆにばーしてぃポテト@小説
2022年5月20日 22:07
▼前回のお話はこちらから 閉じられた瞼をゆっくりと開けると見慣れ始めた砂の地面が広がっていた。こんな状態になったというのに俺はなぜだかホッとしてしまう。 ゆっくりと起き上がって近くを見渡すと他の面子も同じように倒れている。一番近くにいる灰原に手を伸ばした俺は視界の端に入っている景色に動きを止めた。 なにかおかしい。 ゴミ一つ無く人がいた形跡のない砂浜に、どこまでも果てしなく続いている水平