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色んな角度から自分を観察する大切さ。

あー疲れた。。。

(先週末の私の声!笑)


一気に色々飛ばし過ぎたなぁとまた自分の中のバランス探しです。



3年前にニュージーランドのオークランドでVippasana瞑想に参加していました。


Vipassana瞑想とは?

ヴィパッサナー (Vipassana) は、物事をありのままに見る、という意味です。インドの最も古い瞑想法のひとつで、2500 年以上前にゴーダマ・ブッダによって再発見され、普遍的な問題を解決する普遍的な治療法、 生きる技として、多くの人に伝えられました。 宗教とはかかわりをもたないこの技は、あらゆる心の汚濁を取り除き、解脱という究極の幸福を目指しています。

詳しくはこちらの公式のウェブサイトからご覧ください。



Vipassana瞑想センターでは、初めて参加する人は10日間のコースに参加します。


瞑想センターでのルール。

・人と話をしない、目も合わせない。

・物を書いたり本を読んだり、運動(ヨガも)しない。散歩はオッケー。


要するに外側からの色んなものをシャットダウンし内観することだけに意識を向けていくという感じです。


滞在中することは、

瞑想・ご飯・講義・寝る。


このご飯や講義以外は本当にほとんど瞑想しかしていません。

それを10日間。

最終日の前日は少しその施設にいる人と話し始めて普段の生活に戻る準備もしたりもしました。


まぁ何せ私の感想は、

「すごく辛かった」

です・・・


滞在中の誰とも目を合わせないことやコミュニケーションを取らないなどは全然苦にならず、私は自分と向き合う時間が出来ることに感謝したし、

施設の周りにある木々や緑がさらにクリアに視えたり、

鳥のさえずりを聞くのが楽しみになったり、

散歩出来る時間は自分の足音にも意識が向いたり、

特に周りにある自然に対して心から感謝しました。

滞在中のご飯はボランティアでやってくる方が本当に丁寧に作ってくださったヴィーガン料理で本当に美味しくて、

よく噛んでよく味わいながら食べることが出来て、

寝る場所もオークランドの施設は1人部屋だったので快適、

と有意義に過ごした時間もたくさん。


と同時に、瞑想中は同じ姿勢で何時間もいることが辛くなったり、かと思えば次の瞑想の時間では楽な時もあったり、

身体が燃えるように一気に熱くなるような体験を瞑想中にしたり、

すごく濃い10日間でした。


私の場合はですが、この10日間が終わってからの方が苦しかった。


空っぽだった情報量が普段の生活に戻った瞬間、一気に目や耳、肌、感覚でたくさんキャッチすることになってしまい、私の頭が情報処理出来ないないような、

追いついていけないような感覚になったんです。


具体的には、

帰りの運転中の信号を見るのでさえ疲れたり、

人とコミュニケーションを取った後に物凄く疲れたり、

感覚が繊細になったのか、そういった外から入る情報に対して頭が少し拒否反応を起こしたような感じで、

そんな自分に対してすごくネガティブになってしまいました。


もちろんこれは私の体験談であって、人それぞれ全然違う経験をされていると思います。


ただ、この経験を経て感じたことは、私たちの普段の生活で目にしたり、聞いたり、感じたりすることって物凄く私達を疲れさせるんだなと。

それらが疲れさせるというよりは、

その感覚に対して客観的になれなかった時

にと言う方が正しいかもしれません。



ロックダウンが終わってロックダウン前とほぼ同じような普段の生活に戻って2週間経った先週末に少しだけVipassana瞑想後のような感覚になったんです。


一度にたくさんの人と会い始め、肌で色んな人のエネルギーを感じてそれに対して感覚を向け過ぎたと言うのでしょうか。


人と会えて、話せて、シェア出来て嬉しいから、突っ走ってしまったんでしょうか。


どっと疲れて頭が痛くなったり、何もする気力が無くなったり。


いやぁ、どんだけ繊細何だよって自分でも思うのですが、

周りに溢れる情報やエネルギーにガッポリ影響を受けてしまいました。


自分を観察し、今自分がどんな状態なのかを客観的に観察する時間を少し怠ってしまっていたのがあらわに。


そう、私の中で学び中なのが、

外に向けるエネルギーと内に向けるエネルギーのバランス。


外へ向けるエネルギーが多くなってしまいがちな私は

それがプシューっとエネルギー切れになってしまうような時があるようです。


そんな疲れていた時に、ふとヨガの聖典と言われる「バガヴァッドギータ」と言う本を数年ぶりにふと開いてみたんです。


目から鱗!!


前に読んだ時にこんなこと書いていたっけ?と目を疑うような内容。

まさに自分に必要なことが最初から書かれているではありませんか。


体・心・感覚の動きに注意深くなり、それを意のままに自分の道具として扱えるように。


行いを実際にするのは肉体ですが、肉体は感覚の指令で、感覚は心の働きかけで動いているだけなのです。肉体・心・感覚が動き、機能する原因となり、存在させているのは「アートマン(真我・真実)」


人の問題の根源にある”好き・嫌い”を扱える人の心は常に穏やかである。



最近はもっぱらヨーガ哲学にハマりつつある私。

アーサナから観察するだけじゃなく色んな角度から

自分の存在

というものを観ることに今はフォーカスしています。

要するに”内観”ですね。


これからもその内観する術を学び、実践して行きたいと思います。



色んなタイミングでやってくる色んな気付き。


人生って、生きるって、物凄く奥深くて興味深くて楽しい。



Sayaka




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