12月に買った本、読んだ本
2021年も終わり。
11月までに買った本は総勢、100冊!
すごい、全然意図してなかったけどすごくきりがいい。
集計しててびっくりした。
きりがいいこともそうだし、100冊も買ってた事実にも笑
どうせなら今年1年で100冊買いました!の方が良かったけど。
それはさておき、果たして最後の月にいくつ積み上げられるのか。
とはいえ未読のものもたくさんあるから、ただ積読の山が高く成長するだけかもしれないけども。
買った本
今月は全部で、14冊でした!
お給料日が24日だったので、翌日自分へのクリスマスプレゼントと称して、4冊ほど買ってしまったのでした。
単行本を一度に4冊はわたしの中ではかなりの贅沢です。
1年間頑張ったご褒美。
そんなわけで、今年買った本は全部で114冊でした。
全部読めたわけではないので、1/3くらいは積読になってる…来年は積読を減らすところから…できるかな…
パラソルでパラシュート 一穂ミチ ※
スモールワールズで好きになった作家さん。一穂さんの長編を読んでみたかったので嬉しい。
発売前に、サイン本を予約できると知って予約したんだけど、その後普通に本屋さんにサイン本が山積みされててそれがどんどん手に取られて行ってて人気なんだなぁとしみじみ。
これからどんどん人気になっていくのかな。
それはさておき、この話は、大阪が舞台の物語と聞いていたので、大阪在住のわたしは読む前からすごく楽しみで。
大阪で受付の仕事をしている美雨がお笑い芸人の享と出会うところから話がスタート。
美雨と享、享の相方の弓彦の3人の関係がすごく好き。
他にも郁子さんとか、千冬ちゃんとか、出てくる人みんな良かった。
恋愛でもなく、友達というにはちょっと違うこの3人を始め、出てくるみんなが素敵だった。
最初は美雨と享の恋愛が絡むかと思いきや、人生や将来へのぼんやりとした葛藤や不安にぐさっときたり。
とても面白い一冊でした。
山亭ミアキス 古内一絵
これは絶対買う!と決めていた本。
大好きな古内さんの10周年記念刊行のラスト作品だそう。
装丁がすてき。世界観のある表紙がわくわくさせてくれる。
古内さんの本を今年はたくさん買ったのに、まだ読めてなくて、どれから読もうか悩ましいです。
空が分裂する 最果タヒ
突然、最果タヒさんを読んでみたくなって。
Twitterでそのことをツイートしたらおすすめしてくださったものがあったのですが、それは置いてなくて断念。いつか見つけたら読んでみたい。
そんなわけで代わりに買ったこちら。
文庫本なので手が出しやすくていいです。
移動中とかちょっとした隙間時間にちびちび読んでます。
ディス・イズ・ザ・デイ 津村記久子
なんとなく目について買いました。
最近サッカーの話をよく耳にするせいかもしれない。表紙が可愛いからかもしれない。
本を買うとき、表紙や装丁が素敵だと無条件に欲しくなる。
津村さんはポトスライムの舟以来かな。
あの話は読むのが結構大変だったけどこれはどうだろう。初めて手に取った作品がそうだと、他の作品を読んでみよう!となかなか思えないんだけど、こうやってびびっと来たものがあるのも何かのご縁。
この作品にはどんな感想を抱くのかな?ドキドキです。
龍ノ国幻想2 天翔る縁 三川みり
先月1を買ってまだ読み終わってないけど買っちゃった。
出だしだけ読んでこれはどハマりしそうと思ってた。
完結してないシリーズ物は続きが気になって悶絶しないかちょっと不安で。読むか待つか悩ましい。
八咫烏シリーズはまさにそうで。
だからずっと積んでたのかもしれない。これはどうかな?そうなりそうな気もする。
しばらく悩もう。そしてネタバレツイートを見ないように気をつける笑
わたしの美しい庭 凪良ゆう ※
単行本を持ってるけど、文庫本が出たので買いました。
この本は読んだ時にかなり衝撃を受けて、ほんっとうに好きで好きで。
なので文庫化されると聞いた時は迷わず買う!と決めました。
しかも単行本に入ってない短編も収録されているなら買わずにはいられません。
しかもしかも表紙がキラキラでむちゃくちゃ素敵なの。
TSUTAYA限定のカバーも気になるけど、通常版のサイン本を見つけたのでそっちは我慢…
流浪の月の限定カバーも気になっているし、限定に弱い…
早速再読したのですが、やっぱり好きだなぁ。
百音と統理と路有の関係性が、世界が好き。
当たり前や普通に押し潰されないでいたい。
自分も無意識のうちに誰かに自分勝手な普通を押し付けていないか不安になる。
やっぱり、定期的に読み返すだろうな。
総理の夫 原田マハ ※
これはTwitterで愛蔵版のことを話しておられるツイートを見かけて買っちゃいました。
愛蔵版ってもともと通常版を好きな人が買うのが本来なのかもしれないけど、通常版より愛蔵版の方が好みだったので。
こういう入り方もありだよね?
本を手に取るのに理由なんていらないよね?
通常版も素敵な装丁ですが、愛蔵版はそれはもうすごく印象的なカバーです。飾りたくなりそう。真っ赤でゴールドで、本棚でもちょっと目立ってる。
あと、映画化もされたみたいなので帯にでかでかと田中圭さんと中谷美紀さんの写真が。脳内再生されて読んでしまうんだろうなぁと。多少なりと2人をイメージしたところもありつつ、挿絵が入っていたのでそっちに寄ったり。
でも、だんだんと話にのめり込んでいって、気づいたらわたしだけの2人が頭にいたと思う。
凛子さんと日和の掛け合いや、出会いのシーン、総選挙、所信表明、ファーストジェントルマン日和の日常などなど面白くて、目が離せなくて、一気読み。
凛子さんみたいなリーダーがいたらいいのになぁとつくづく思いました。
ミュゲ書房 伊藤調
これもTwitterでツイートが好きだなーって思ってる方がおすすめされていて。
もともと気にはなっていたのでえいやっと買っちゃいました。
装丁も結構好きなタイプ。
初めて読む作家さんで、しかもこの作品がデビュー作なんだとか。
そういう時ってこれまでのわたしだとなかなか単行本で買わないけど、これは買っちゃった。
Twitterでフォローしてる人が良かった!と言ってると無条件に読みたくなって欲しいものリストがどんどん長くなる。困ったものです。
好日日記 森下典子 ※
母に借りて読んだ、日日是好日が好きすぎて続編を買いました。これもちびちび読み進めました。
毎日味わって読むのにぴったりな一冊です。
今は寒いから春や夏のところを読むと当時の空気を思い出したりもする。
冬のところはそうそうわかる!って思いながら読む。早速影響を受けて冬至に柚子のお菓子を買ってしまった。
これは時々読み返したい。季節のこと、ちゃんと感じられているか忘れないためにも。
日日是好日と好日日記のことは別でnoteを書きたいなぁと思っている。
煌夜祭 多崎礼 ※
冬至のことというnoteにも書きましたが、1年前から読みたかった作品をようやく読むことができました。
冬至の夜に夜通し話をするお話です。
元々ラノベらしいけど、あんまりそんな感じはせず。前の装丁を見たらなるほどなと思ったけど、文庫本ではそんなこともなく。
とある架空の島々を舞台にしたお話で時代が飛んだり、登場人物の名前が変わったり、ちょっとややこしいところもあったけど、途中でびっくりさせられたり、仕掛けがたくさんあります。
冬至直前の夜に読んだのですが、雰囲気があって楽しめました。
同志少女よ敵を撃て 逢坂冬馬
タイムラインで絶賛の嵐なので我慢できず。
買っちゃったー
Twitterでリツイートが多くてよく目にする作品もあるけど、これはそうじゃなくてただただフォローしてる人がたくさん読んでるような気がする。
となれば読むしかない。同じ理由でテスカポリトカもそうなんだけど。
結構分厚いけどいつ読むか…
タスキメシ箱根 額賀澪 ※
一年越しに。
ちょうど昨年末に前作を読んで、続きがあることを教えていただいて、いつ読もうかと思ってましたが、やはり年末年始でしょう!ということで。
ようやく買いました!
一年ぶりなので前作をざっとおさらいしてから、と思ってましたが、がっつりおさらいしてから読みました。
高校生だった早馬も、今作では社会人に。
少し大人になった彼が、もう1人の主人公千早に努力は裏切るよ、と言ったシーンがずっと響いてます。
特に予選会とその後は涙が出てしまいそうでグッと堪えながら読みました。
そこから先は一気読み。どうなるんだろう、努力は裏切るかもしれないけど、どうかどうか裏切らないでと願いながら。
読後の清涼感はピカイチ。
作者の額賀さんによれば、タスキメシは4作まで構想があるそうなので、あと2冊、楽しみです。
カラカサさしてひとりゆく 江國香織 ※
これは執念でサイン本を買いました!
4回くらい大きな本屋さんを覗いて、ようやく見つけました。
江國香織さんは以前、別のサイン本を見かけたものの、その時はその本に対してピンと来なくて見送ってしまったのです。
そのことはいいんだけど、やっぱり大好きな作家さんなのでサイン本がほしくて。ようやく手に入られました!幸せー!
装丁も可愛い。
とはいえ、なかなかヘビーな始まりというか。3人の老人が自殺してしまうところから話が始まります。
なぜ3人は自殺したのか?3人の最後の1日と、そして残された周りの人たちのその後を描いた今作は、とにかく登場人物が多い。
江國香織さんは、恋人とか家族とかわりと閉じた関係で、少人数の話が多いように感じていて、本作のようにどんどん登場人物が増えていくのはなんだか珍しくて新鮮でした。
自殺した3人のそれぞれの家族や周りの人が出てくるからそりゃそうなんだろうけど。
でも、残された周りの人たちが少しずつ変わっていく姿や、合間に差し込まれる3人の最後の日との対比ではないけど、描写がとても印象的だった。
好日絵巻 季節のめぐり、茶室のいろどり 森下典子
日日是好日、好日日記と来て、第三弾。
気軽に読みたいと思って、文字少なめ絵多めのこの本を。
森下典子さんの本は、身近すぎてかえって気づけないこと思いもよらないことを思い出させてくれるから、好き。
この本はそんな発見を絵を通してできるような気がしてる。
こたつで温かいお茶を飲みながら、ちびちび読んでます。
読んだ本
今月に買った本以外では一冊。
当たり前かもしれないけど、今月は買った本をすぐ読むことが多かったからかな。
あとは仕事が忙しくて平日はほとんど読めなくて、そもそも読んだ本が少なかった。
そんなわけで積読の山はそこまでは増えなかったかもしれないけど、減りもせず。
そんな感じの12月。
ほたるいしマジカルランド 寺地はるな
これはめちゃくちゃ笑った。
大阪にあるほたるいしマジカルランドという遊園地を舞台に、そこで働く人達の連作短編集。
年齢も性別も境遇もバラバラで、抱える仕事や人生の悩みも人それぞれ。
悩んだり葛藤したり割り切ったり開き直ったり、なんにせよもがきつつ前を向く彼らが好きです。
頼もしい。
最初に出てきたあの子が後半でちょっと変わっていたり。
最後の大団円はちょっとてんこ盛りだったけど良かったなぁと思いながら読みました。
寺地さんの作品は読んでいて、温かい気持ちになれるから本当に大好き。
まだ読めてないものがいくつかあるのでそれは来年にまた。
おわりに
以上が12月に買った本、読んだ本でした!
2021年の総括はまた別のnoteを書く予定です。
それはたぶん年内には難しいかなぁ。。。
なんにせよ、今年もたくさん素敵な本に出会え、楽しい時間を過ごすことができて良かったです。
わたしのまとまりのない長ったらしいnoteを読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を!!
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