「巡る、地球のごちそう」ゆうなみ15周年記念アルバム
シンガーソングライターゆうなみは、2024年12月26日で活動15周年を迎えます。これまで活動を応援し支えてくださった皆様に心から感謝しています。
これを記念して15曲入りアルバムをリリースします!作品はCD付きの本です。
ゆうなみの出身地・千葉県の食に携わる職人さんや農家さんとコラボレーションして制作した楽曲を、実際に現地を訪れた際に撮影させていただいた写真と組み合わせた作品です。写真家の下机拓さんが撮影してくださいました。
このnoteでは15箇所の皆さんをご紹介し、よりこの作品を楽しんでいただくための記事を掲載します。ぜひ曲を聴きながらお読みください。Bandcampサイトのみボーナストラックをご用意しました。最後までご覧いただけたら嬉しいです。
bandcampからの試聴回数には限りがございます。(オンラインショップ【本+CD作品】または、bandcamp【音源】にて作品をご購入いただけます)
1.「風にのって」 はる農園
千葉県印西市の自然栽培農園「はる農園」は、ゆうなみがこれまで何度も訪れ里山コンサート“森の音なみ”を開催してきた場所です。この場の雰囲気は昔からある風土だけではなく、農園主のはるさんがいることによって魅力となっているのだなぁと思います。はるさんは訪れるたびに自然にまつわる話で楽しませてくれます。
昨年「はる農園」を舞台に全てを現地収録した作品集『歌う森』をリリースしていますが、今回15周年アルバムをリリースするにあたって新曲を制作しています。
2.「この街のパン屋さん」 Bread House Nest
千葉県印西市のパン屋さん「Bread House Nest」。パン職人の益田さんはサワードゥのパンにこだわりがあり、天然酵母の発酵のペースを尊重するように自らを合わせ、パン作りをされています。基本的に予約制で、資源を大切に必要な数だけ作っています。パンには旨味のような深みを感じます。それは益田さんの魅力のせいだと益田さんとお付き合いしていくうちにわかってきました。コンサートメンバーと訪れたときも素敵なおもてなしをしてくださいました。
おとぎ話の世界のような店内の雰囲気や、益田さんの可愛らしい話し声が大好きで、つい長居してしまいます。
3.「あんばい農園」 あんばい農園
千葉県千葉市の自然栽培落花生農園「あんばい農園」。出逢いは、友人にプレゼントされたことがきっかけでした。落花生のおいしさに感動し、SNSを通じてメッセージして畑に遊びに行かせていただくことになり、同世代の2人とすぐに仲良くなれました。自然栽培にこだわり手をかけている分、良質な実が沢山なり、深い旨味が感じられます。
4.「ここちいい場所」青空協同組合
千葉県四街道市就労継続支援B型「青空協同組合」。何度か訪れる中で感じたことがあります。それはここに来るとそれぞれが尊重され、誰かの苦手なところを違う誰かの得意なところで補い合っているということ。ありのままでいい、という雰囲気が心地良いのです。「青空協同組合」や同じグループの「みのり福祉会」のみなさんはコンサートに度々来てくださりこの繋がりを嬉しく思っています。
5.「心のままに」 成田ゆめ牧場
千葉県成田市の観光牧場「成田ゆめ牧場」。牧場でどんな音楽作品が作れるのかわくわくしながら何度か訪れ、環境音の収録と撮影をしました。そこで聞こえてきたのは命の神聖さと、ここに遊びに来られた方達のあたたかさでした。牧場のスタッフさんの動物たちに向けられた愛情を感じながら、私も動物たちと触れ合うことで心が満たされていきました。
6.「彩り」 大澤農園
千葉県四街道市「大澤農園」。野菜の美味しさはもちろんのこと、ご夫婦の可愛らしい笑顔が大澤農園さんの魅力だと感じています。初めて畑を訪れた時に、こだわりについてお尋ねしたら「うちはこだわりなんてないよ」と照れくさそうにされていましたが、まるで子育てをするかのように愛情を注いで育てていることが伝わり、だからこそ美味しいのだと納得したのです。
7.「tea party」 佐倉ハーブ園
千葉県佐倉市「佐倉ハーブ園」ではハーブ園の中、そして今年オープンしたばかりのsakuraヘルシーテラスにてコンサートを何度もさせていただきました。
ハーブ園に入ったとき包まれる、季節ごとの天然のアロマに毎回感動します。植物の専門家の方達も在籍しているので、お話を聞きながら園内を散策させていただける時は特に楽しませていただいています。ご案内のもと、時にハーブを摘みながら、時に摘みたてハーブのハーブティーいただきながら過ごす時間が、とても好きです。
8.「ひとやすみ」 muni coffee
千葉県白井市のコーヒー専門店「muni coffee」。店主ゆかちゃんの穏やかなお人柄に癒されながら、本格的なコーヒーが味わえます。ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ優勝経験のある店主がスペシャルティコーヒーを自家焙煎し、一杯一杯丁寧にコーヒーを淹れてくれます。ここに来ると、その日の気分に合わせたコーヒーをお勧めしてくれて、心休まるひとときを過ごしています。
9.「ありのまま」 レストランUshimaru
千葉県山武市のレストラン「Ushimaru」。Ushimaruさんでお食事した翌日、いつも元気いっぱいになります。その理由は、直前までなるべく生きている状態の素材を使い、その魅力が生かされた調理方法で提供してくださっているからだと思います。まるで地球を食べているかのような感覚です。この感動からヒントを得て、今回の作品タイトルを名付けました。畑に囲まれ、スタッフさん達も親切でゆったりと過ごせます。
10.「感謝の味」 小川農園
千葉県四街道市「小川農園」。小川さんご夫婦のあたたかい雰囲気の中で育った野菜は、どれも野菜そのものの素直な美味しさが感じられます。そんなお二人にこれまでの経緯を伺っていて、印象に残ったのは「感謝」という言葉です。今があるのは力を貸してくださった方達がいるからなんです…と、丁寧にお話くださいました。
11.「印旛沼の秋」 佐倉ふるさと広場
千葉県佐倉市「佐倉ふるさと広場」は幼い頃から何度も訪れてきた地元の大好きな場所です。印旛沼のほとりにサイクリングロードがあり、春は桜並木、夏はひまわり畑、秋はコスモス畑が広がります。当たり前だったこの場所のありがたみを感じたのは大人になってからでした。緑の香りや空の広さ、水辺の生き物たちの音…現在の音楽表現のルーツです。
12.「こころのね」 Y・Y・NOWSON
千葉県四街道市「Y・Y・NOWSON」は里山コンサート「森の音なみ」を初開催した場所です。ツリーハウスがシンボルでその前で演奏させていただきました。自然の音と融合しながら奏でる楽しさを教えてくれた場所でもあります。コンサートイベントの際に地元野菜を使ったお食事を味わいながら、その農家さんのことを歌った曲を楽しんでいただくスタイルはここで生まれました。
13.「焚き火を囲んで」 さくらノーム
千葉県佐倉市「さくらノーム」。50種類以上のブルーベリーを栽培し、シーズン中はブルーベリー狩りを楽しむことができます。珍しいピンクブルーベリーが可愛くて、とっても美味しかったです。奥には素敵なお庭が広がっていて、焚き火も楽しめます。摘みたてブルーベリー片手に自然の音に耳を澄ませながら何も考えずに過ごす、豊かなひとときです。
14.「柔らかな時へ」 Cafe Sucre
千葉県佐倉市北欧風カフェ「Cafe Sucre」。北欧コンセプトの焼き立てワッフルが美味しいカフェ。オーナーさんは建築デザイナーとして活躍されており、このカフェは北欧の女性のお部屋をイメージしたのだとか。お洒落なのに落ち着く空間です。私の活動当初からこの場所でイラストレーターさんとの作品打ち合わせで訪れ、たびたび癒されてきました。
15.「蛍のいる田園」 宇田川さんの田園
千葉県佐倉市の宇田川さんの田園。6年程前とある田んぼを引き継げる人がいなくなり、よくよく話を聞いてみるとそこには蛍がいるというのです。宇田川さんは蛍が棲めるくらいの環境を守りたいと思い、田んぼをやることにしたのだそうです。宇田川さんは環境活動家でもあり、地域活動も積極的に参加しています。
Bonus Track「はじめての朝ごはん」 成田ゆめ牧場
千葉県成田市の観光牧場「成田ゆめ牧場」にて収録した2曲目。こちらをネット限定のボーナストラックにしました。数時間前に生まれたばかりの赤ちゃん牛。子牛の澄み切った瞳にとても感動しました。はじめてのごはんをお手伝いする牧場のスタッフさんたちの愛情を目の当たりにして、神聖な気持ちで音を重ねてみました。
12月7日(土)ゆうなみ15th anniversary Concert開催します
今回のアルバムに収録している楽曲も多数演奏しますので、ぜひお越しください。
当日券もご用意していおります。
日時:2024年12月7日(土)15:30 開場 16:30 開演
会場:佐倉ハーモニーホール
千葉県佐倉市王子台1-16(京成うすい駅下車徒歩5分)
出演:ゆうなみ(vo), 益山真理子(pf), 小池龍平(gt), 根本理恵(vn) , 渡邉紘(ba), tko(perc)
特別協賛:株式会社常磐植物化学研究所 株式会社千葉興業銀行
映像協力:omegane
共催:佐倉市