就活の自己分析ってどうやるんだろう。

こんにちは、怠惰な優等生・樋口です。

3月の解禁も過ぎているので、今更感も満載ですが、就活において絶対的に早くからやった方が良いとされる「自己分析」について、就活当時を振り返るのと、今社会人になってから思うことを述べていきたいと思います。

自己分析って何で必要なの?

そもそもなんですけど、何で自己分析をやるんだと思いますか?

なぜこれを書こうと思ったかというと、全ての事柄は目的意識をなくやる意味がないからです。どんなことであっても、「なぜ自分がそれをやると選択したのか」「何のためにこれを行うのか」をはっきりさせて行動・思考することをオススメします。

就職活動は大きく3つの段階に分かれていると思っています。

①自分がどんな人間で、将来どうなりたいのかを考える
②自分がなりたい姿になれそうな会社をピックアップする
③ピックアップした会社から内定をもらう

こう考えると意外とステップって少ないですよね。

その中で一番大変なのって何だと思いますか?
①に一番時間を取られると思う人が多いと思いますが、①と②は自分の頑張り次第でできるのに対して、③は「対企業」という相手のあることになるので、③が一番大変です。

だからこそ、早いうちに自己分析を行なって、①と②を終わらせようね、という話になるんですね。

自己分析をやる目的は?

ここまできたら、何のために自己分析を行うのかは簡単ではないでしょうか。

私の持論ですが、自己分析をやる目的は、「過去を振り返って自分がどんな人間かを把握した上で、未来を想像し、何がやりたいのか(to do)、どうなりたいのか(to be)を考えるため」だと思っています。

自己分析を行なって過去を振り返ると、自分の行動パターンが見えてきたりします。

今まで何とはなしに色々な決断を繰り返してきていると思いますが、その根底には一本の軸が通っていることが多いです。

稀に何もなくただふわふわといきてきた人もいると思いますが、それはそれで、今後も何となくいきていける道を探した方が良いと思いますし、そのような道がなければ今のうちにしっかりと考えた方がいいですよね。

…というように、自分がどんな方向に進んだら良いのか、というのが見えてきたりします。ぜひご参考までに。

実際にどうやって進めれば良いの?

自己分析が必要なのはわかった!じゃあどうしたらいいの?

誰もが思いますよね。
本屋さんに行けばいくらでも自己分析用の本が売っていますが、正直な話使う必要はありません。
あれは型にはめるための教科書だと思っていただいて良いでしょう。

私の中でやり方は大きく2つあります。
今回は両方のやり方を書いてみたいと思います。
書く順番は私が実際に就活中に行なった順番です。

①自己分析用のノートを用意して過去から洗い出す

私が一番最初にやった方法です。

まず1冊、専用のノートを用意してみてください。
そこに自分の記憶している範囲(小学生 or 中学生くらい)で構わないので、自分が今までどんなことをやってきたのか(事実)+その経験でどう感じたのか(感情)を書き出してみてください。

私の場合は自分の自我が確立されたのが中学2年生なので、中学入学時から振り返っていました。
わかりやすく項目としては勉学と部活がメインでしたね。

これを現在まで続けてみてください。
すると少しパターン化されるものがあったりとか、こんな環境が一番良いのかもしれないとか、なにかしら見えてきたりします。

この先は難しいかもしれませんが、そんな経験を積んできた自分が、将来どうなりたいのかを考えてみてください。
目安としては5年後〜30歳までに、という目標が良いと思います。
自分が憧れている人がいたらなんでその人に憧れているのか、とか。
この人みたいになりたい!よりはその構成要素を考えてみると良いかもしれませんね。
人望が厚い人なのか、話術が巧みな人なのか、確固たる信念がある人なのか…そんな感じでも良いです。

そして、概念的なこんな人になりたいが決まってきたら、次はそういう人になるためにどんな職種でどんな経験を積んでいきたいのか、を考えてみましょう。

営業職なのか、企画職なのか、マーケティング職なのか…なんでしょうか。
お客さんは個人なのか、法人なのか…どちらでしょうか。
法人でも大手企業が顧客なのか、中小企業が顧客なのか、扱っている商品はなんなのか、どんなものがいいのか。
色々な観点で考えることができますよね。

これらが固まってきたら、就活の3つの段階のうち、①が完全に終わりますよね。
その上で、自分の思い描いているものができるのがどの会社なのか考えてみたら良いと思います。

②モチベーショングラフを書いてみる

私がインターンなどを通して教えてもらった方法です。
今では結構当たり前になってきているかもしれませんね。
企業によっては選考中に書かされることもあります。
実際に本選考の際に提出したことがありました。(弊社はありませんでしたが)

モチベーショングラフとは、縦軸をモチベーション、横軸を時間として、自分が生まれてから今までのモチベーションの上がり下がりを書いていくものです。

普段は現在をゴールにして書いていくのですが、私は将来死ぬ時を今決めて、死ぬまでどう過ごすかも書いてみると良いと思います。

私は何年何月何日に何歳で死ぬ。と決めて、生まれた時から死ぬ時までのモチベーションを書いてみてください
知らないのなんて当たり前なので、想像して書いてみてください。

モチベーショングラフを書くことで、自分のモチベーションの上がり下がりの規則性や行動特性が明らかになります。
仕事は正直楽しいだけのものではないと思うので、その中でモチベーションを保つためにどんな環境下に自分の身を置くのか、どんな特性があるから今後就職する上でどうするのか、を考えられるようになります。

余談ですが、私は最初とても細かく(だいたい半年サイクルくらい)でモチベーションが上がり下がりしていました。
しかし、よくよく考えていくと、全体的なモチベーションはずっと高い状態で、その理由は一度決めた目標に向かって諦めずに進み続けることができるから、でした。

なので、常に目標を決める必要が確実にあって、その目標を達成するまでは何が何でも諦めない性格だということがわかったので、自分の目標はなるべく遠くにおいた方がいいということも見えてきました。

じゃあその目標ってどういうものがいいんだろう?みたいな考えに進むわけですね。
これをやる上で、最初に書いた自分の過去の洗い出し、その上で未来どうなりたいのかが見えていた方がやりやすい、という感じです。

時間はかかりますが、①と②を両方やってみるといいかもしれませんね。

最後に。社会人になってから思ったこと。

自己分析は就活の時にやるもの、というイメージがとても強いと思いますが、正直な話、社会人になってからも継続的に行なった方がいいと思います。
半年に一度とかでもいいので。

なぜかというと、自分が立てた目標に対して、今自分がどこにいるのか、現在地の把握をした方がいいからです。
また、社会人になって視野が広がった上で、改めて自分は何がやりたいのか考えてみると、一歩先、二歩先の目標が見えてくるし、軌道修正が必要であれば早くに修正することができるからです。

基本的に目標と現在地があって、そのギャップを埋めるために今何をするのかを逆算して考えるのがベースなので、そのためには目標を明確に持つこと現在地を把握すること、その上で手段を考えることが常に必要になります。
上記を行うためには自己分析が必要ですよね。

自己分析は就活の時だけではなく、社会人になってからも継続的に行なった方がいいよ、というお話でした。

最後まで読んでくださった方の人生に少しでもプラスになりますように。

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