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初めてのブレスワーク体験談

2022年〜ガイド見習いの私がどんな風にブレスワークと出会ったのか、という話。
 
 
初めてブレスワークを受けたのは
2018年9月コスタリカのノサラ。
 
当時私は青年海外協力隊としてホンジュラスで環境教育活動をしていて、活動の参考になればとネットサーフィンしていた時に見つけた環境活動家・丹羽順子さん(ココさん @kokoniwa )に話を聞くためノサラを訪れた。

(コスタリカといえば軍隊を持たない国としても有名だけど、国土の4分の1が自然保護区でもある環境先進国。
それで〈コスタリカ 環境保全〉とかでググってたらココさんのインタビューが出てきたのでした)
  

ノサラに向かう道中


 

町に着き銀行でココさんと初対面したあと、ご自宅でお喋りしていると、まさかの「最近は環境活動よりもインナーワーク、ブレスワークに情熱が向いててね〜😅」という事だった。
ココさんが活動している学校を見学できたりするのかと期待していたので意外な展開に驚いたけれど、これもご縁。なんか楽しそうな気もする。

結局、翌朝お勧めのブレスワークセッションを受けることになった。 

その当時の私はブレスワークはおろか、瞑想もヨガも何のエネルギーワークもした事がなく、呼吸法に関して全くの初心者だった。
ただ「せっかくだしやってみるかー」と好奇心で便乗しただけ。

(こういうノリの軽さも旅の醍醐味)
 


未舗装の道も多いノサラ

 
 
翌日、ジャングルの中にあるホテルのようなスパのような会場に入った。緑豊かで神聖な空気だった🪷
(リトリート施設に来るのも初めてでよく分かってなかった私は、手ぶら&パジャマの短パンで来てしまい若干後悔した)


ガイドはココさんではなく別の女性。

とにかく必死で英語の説明を聞き、呼吸してみた。



時間が、とても長く感じた。
激しい呼吸音や不思議な大声に圧倒された。
でもとにかく吸って吐くだけ、吸って吐くだけ…。


しばらくすると身体が痺れ、震えてきた。 
宇宙のような真っ暗な空間に1人で漂っている。
 


「私は弱い」
 


そんな感覚?イメージが出てきた。
激しく呼吸しながら、
真っ暗な寂しい突風に飲み込まれていく感じ。

ガイドさんが手を握ってブランケットをかけてくれた。
お母さんが来てくれたような安心感にホッとして、たぶん寝た。
  
 
 

鐘が鳴りセッションが終わったが、
何だったのかよく分からない。

ぼーっとジャングルの緑を見ながら体をさすった。
「私って弱いんだなぁ、寂しいんだなぁ」
    
 


 
ホンジュラスの山村で1人活動していた1年間。
日本とは別の惑星Otra planetaのような環境で、
ゼロからイチをしようとする日々。
自分の弱さやダメなところと対峙し続ける修行のようだった。
 
人から逞しいね行動力あるね〜と言われたり
自分の意気込みとしては楽しんでいたつもりでも、
「そりゃあ…しんどいよなぁ」

自分の心の奥底から出た声に共感した。
私が私に言えなかった本音。
 

結局ブレスワークとは何かはよく分からなかっけど、
清々しくホッとした時間だった。  
 
 

セッション後に眺めたビーチ

 
 



以上、私の初めてのブレスワークの話。

その後はホンジュラスに帰ってブレスワークを続けた訳ではないし、生活が何か劇的に変わった訳でもない。

ただコレをキッカケいわゆる”スピリチュアル”な世界の面白さに気付き、自分の内側に意識的でいることを自分自身が大いに認められるようになった。

そう思うとあの1回のセッションで
なんだか人生は思わぬ方向に行ったのかも。

環境活動を学ぶつもりが、
ブレスワークやインナーワークの尊さを知ることになり
その後はNVCやヨガに出会ったりして
今のガイド見習いに繋がっている。
 

心の声はいつだって自由で限りを知らない。 
偶然や流れって面白い。


 

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