触手と海
３人兄弟が海で遭難して無人島に漂着した。
３人は島から容易に脱出出来ないことに気付き、生きていくのに必要なものを探しに各自島を探索しに行った。
３人はそれぞれ食料になりそうな植物や狩りに使えそうな道具を持ち寄った。
その際、長男は古ぼけたランプも見つけてきた。
汚いランプを拭いていると突然ランプから煙が出てきて見る間に魔神の姿になった。
ランプの魔神は低い声でこう言った。
「お前達の願いを一人一つだけ叶えてやろう。ただし同じ願いは許さん。言ったらそいつを食う。」
長男はとっさに言った。
「家に帰りたい!」
びゅ～ん!!
長男は家まで飛んでいった。
次男も家に帰りたかったが同じ願いは言えない。
そして少し考えて言った。
「家の風呂に入りたい」
びゅ～ん!!
次男は家の風呂まで飛んでいった。
最後に残された三男も家に帰りたかったが、やっぱり同じ願いは言えない。
少し考えて言った。
「二人に会いたい!」
びゅ～ん!!
長男と次男が戻ってきた。
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