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院卒でフリーランスをはじめて1年目の今

難しい内容をイラストで分かりやすくまとめる
ゆん(@yun_grareco)です!

私は去年の3月に東京都立大学都市観光科学科を卒業し、同年5月に開業届を出して、今はイラストのフリーランスとして、書籍イラストやグラフィックレコーディングをやっています。

グラレコの様子

友人や知人から、「なんで独立できたの?」「どうやって稼いでいるの?」といった質問が多いので、これまでの経緯をお話しします。

大学院に入った理由

「築100年以上の蔵屋敷を残したい!」思いから大学院進学。


私は、大学は工学部に進み、建築工事に使われる建材の研究していました。

独学で一級建築士の資格を取得した祖父が憧れで、自分も「建築分野を専門にしたい!」という思いから、大学進学しました。

大学生になった私は、年に1度に九州の祖母の家に遊びに行っていました。そんなある時、祖母から「先祖が残してきた蔵をぜひ見てほしい。」と言われ、家のすぐ隣にある蔵屋敷を見学しました。

建物のつくりやそこにあった調度品について熱心に語る祖母を見て、古い建物の保存と活用に興味を持ち、大学院進学を決めました!

大学院は、お世話になっていた教授からのアドバイスで大学と異なる場所を選びました。そのため、大学4年次はまったく遊ばず、ずっと家にこもって勉強をしていました。(卒業旅行行きたかったなぁ~笑)

第一志望は不合格でかなりへこみましたが、2020年2月に東京都立大学都市環境科学研究科観光科学域から合格通知を受け取りました!!
(※大学院は、大学によりますが夏季と冬季の試験があります。)

入学後の出来事

大学院に入ってからは、新しい仲間と研究に没頭し~、、、と思ったら、2020年4月以降の新型コロナウイルスの影響ですべてオンライン上のやり取りでした。そのため、最初は研究室に馴染めず、かなりメンタルがやられていました。

そんな中、大学時代からやっていたグラフィックレコーディング(以下、グラレコ)を続けていたら、多くの方から声をかけていただき、仕事につながりました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください♪

大学院も2年目に突入して、いよいよ論文執筆!
ただこの時も、研究室のプロジェクトや就活で日々忙しく、1年付き合った彼氏にも振られ、身体的にも精神的にも疲弊し、とても辛かったです。一方で、空き時間にはイラストやグラレコの仕事をしていました。

進路について

そんな日々を過ごし、就活で「あること」に気づきました。
私が熱量をもって取り組めることは、まさに”イラストやグラレコ”で、この時には企業からの案件も獲得し、結果も出せていました。そのため、このことを自己PRとして、志望企業に伝えていました。

ある面接で、社員さんから「うちの会社に入らなくても、ひとりでやっていけそうですね~」と言われました。その時に、私は企業に入社することに対して「違和感」を感じました。

ただ、ひとりでやっていく方法は全くわかりませんでした💦

私はサラリーマン家庭で育ち、転職・独立・起業という考えが全くなかったからです。また、研究室の同期もどんどん内定先が決まり、内心かなり焦っていました。

そんな時に背中を押してくれたのは、母と南祐貴さんです。

私の母は、何気なく相談したら、最初は厳しく指摘をしますが、必ずアドバイスをくれます。

院試の勉強で辛いときに、「気分転換に日経新聞をグラレコをやってみたら?」と提案してくれたのは母でした。

フリーランスを決めたときには、はじめはかなり厳しく指摘されましたが、話し合いを進めていくうちに「早くやりなよ!」と応援してくれました。

そのため、今ではその時の感謝の気持ちを忘れずに、旅行に連れて行ったり、美味しいものをごちそうするようにしています。(最近は、料理を作って、厳しいお言葉をもらいます(笑))

南さんは、私が大学4年次に友人からの紹介で知り合いました。
そこから、グラレコ作成や、書籍のイラストも担当させていただいています。南さんからは、「いつも進路どうするの?」と聞かれ、進路相談に乗ってくれました。

南さんは新卒で大手広告代理店に入り、入社6年目で会社を辞め、起業。
今では、AM2時に日経新聞を世界最速でチェックしSNS発信をする「セカニチ」として活動中です。

ご自身の経験を踏まえ、親身になって話を聞いてくれましたし、時にはエントリーシートの厳しい添削も、、、(ひぃ)

またこの一言で、決心しました。

ゆんちゃんは、人生で大切なものは見えてる?
自分の意志で決めるべきだし、
フリーで稼げるかどうかは自分のやる気次第。

この時の言葉に、本当に感謝しています。
これからもたくさんイラストを描きます🔥

そこからというもの、父を説得するために自分で稼ぐ方法を模索し、計画を練ってプレゼンしたところ、応援してくれました。大学院も無事卒業し、金沢大学で学会発表もしました!

冬の金沢大学は雪が降り積もって寒かった~(雪まみれですね笑

現在では、企業や学校からの案件でグラレコをしています。
また、イラストが苦手な方でも楽しめるオンライン教室を開講し、これまでに60名近くの方々にご参加いただき、大変好評です♪
イラスト教室が気になる方は、インスタ(@yun_grareco)へDM下さい😊

好きなことを継続した結果、勢いで独立しフリーランスとして日々自由な時間で仕事が出来ています。

1年を経て思うこと

あの時に「エイヤー!」で踏み込んだ結果、人間関係や時間に縛られず、ストレスを抱えることなく、日々楽しく過ごしています。

もちろん企業に就職せず、独立することはリスクもあります。
(例:プライベートと仕事の切り替えなど)

ただ進路の選択肢は、たくさんあります!
そのため、まずは自分がこれまでに熱量をもってできたこと・できることを見つけることです。絶対、何かしらあるはずです😊
ぜひ、自分と向き合って探してみて下さい。

よくあるご質問

ここからは、フォロワーさんによく聞かれることをまとめました♪
フリーランスやイラスト・グラレコの仕事にご興味がある方は、ぜひ読んでください!

質問①「学生の頃から出かけて描いていた」とは具体的にどういったことをされていたのでしょうか?

身近なものから手をつけていました!例えば、日経新聞を読んで毎朝グラレコする。または、学生が参加できるイベントに足を運び、その場でイラストでまとめる。

質問②イラストを見てもらうために行動されていたことは何ですか?

イベントの交流会で自己紹介と一緒に描いたイラストを見せていました!!

質問③好きなものを仕事にするために心がけていた、行動していたことは何ですか?

信頼されるように心がけています。事前に納期スケジュールや、これまでの事例をお見せして、お互いに齟齬がないようにしています。

その他、気になることがありましたら、インスタにてご質問下さい😊

進路選択はたくさん悩みましたし、苦しい時期でもありました。
しかし、1年を経て思うことは、より豊かに楽しい日々を送れているということです。

イラスト教室を開いたことで、多くの方との出会い自分とことなる経験や価値観を知ることができました。不安定な職ではありますが、自発的にたくさん動くことで、「自分が納得できて幸せな人生送る」ことができます。

これからも多くの方に出会い、助けてもらいながら、自分からも恩返しできるように行動していきます。

みなさんも小さなことで大丈夫です。
最初の一歩をエイヤー!で踏み出しましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

これまでのイラストやグラレコは、インスタグラム(@yun_grareco)で発信しています。ぜひフォローしていただけると嬉しいです💛

それでは!

ゆんについて

1996年埼玉県生まれ。講演やイベントで、イラストを描いてまとめるグラフィックレコーダーとして活動中。これまでに、日本経済新聞社・マネックス証券・朝日広告社・武蔵野大学で実践。の他にもJR東日本のTHWロゴ制作やイラスト制作など幅広く手掛ける。詳細は、インスタグラム(@yun_grareco)にて掲載中。

南祐貴さんのプロフィール記事↓

南さんが執筆した本について↓

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