土着信仰がベースになった創作は面白い

また私好みの漫画に出会ったので紹介します。


千年万年りんごの子。Twitterで知りました。私の情報源は大半がTwitter。(いい歳した大人がこれでいいのかというジレンマ)

それと知らず村の禁忌を犯してしまった夫婦と、その日から起こり始める不思議な現象──。

こちらのツイートで作者様が1話を公開してくださってます。『蟲師』のような空気感が好きな方には特にオススメです。
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バトル漫画が好きなのでそればかり読んでる気がしますが、実は民俗学的なお話も大好物なんです。その土地に昔から伝わる伝承とか、土地の名前の由来とか。
たぶん小学生の頃に、学校の図書館にあった地元の昔話を読んだことがきっかけ。

当時住んでいた市には、全く接点なさそうなのに平将門由来の地名や神社がありました。なんでも、京都で晒されていた将門の首が故郷恋しさに空へ飛び立ち、関東へ向かって爆進。途中で美濃国・南宮神社の神様が飛来する将門の首を射落とし、落ちた場所に御首神社が建てられたとか。その際、射た矢の通り道が「矢道町」という名で現在も残っています。

東京の将門塚は将門公の首が祀られていますよね。
私は御首神社の由来の方を先に知っていたので、後日、将門塚のことを知ったときに「将門って頭いくつあったの?」と混乱しました。射落とされたあと、故郷まで運ばれたんでしょうか。それとも再び飛んだんでしょうか。故郷を思うパワー強すぎ。


『千年万年りんごの子』に触発されて、また民俗学系の本を読みたくなってきました。1冊読むと芋づる式に読みたい本が増えていくので困ったものです。


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