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ザ・フォレスト The Forest(オリジナル曲)

『ザ・フォレスト』は2013、14年頃作った曲だと記憶していますが、少し忘れている部分もあります。

細かな記憶は曖昧になっていて、思い出せないことや忘れていることも多いですが。この頃は結構精力的にライブハウスやカフェで弾き語りをしていた時で、とにかく曲を量産しなければという思いで一生懸命作っていました。

その熱意だけで大量に曲が出来ました。

曲が完成したらボイスレコーダーにとにかく録音するというマメ過ぎる鬼のような作業をしていました。

弾き語りと並行して僕はまたバンド活動もしていました。3人編成のバンドで、女の子のヴォーカル、PC、シンセ、アプリの楽器、アプリのシンセなどを使ったバンドです。僕はベースを弾いたり歌ったり、いろいろやってました。

当時はブルックリン系の若手ミュージシャンに影響されまくっていて、バンドは古い!もう時代はミニマルだ!と息巻いておりましたもので、暗いダンサブルな曲やアンビエントをたくさん作っていました。

当時のバックグラウンドはこれくらいにして。

この曲は元々バンドで作った曲で、タイトルからもお分かりだと思いますが、Radioheadの『There There』にインスパイアされて作りました。

テーマは「森」です。
子どもの頃はよく森で遊んだものです。

森といえば、僕の中では神聖な場所で、悪さをすると迷子になって入口出口が永遠にループするイメージなので、ダークファンタジー的な要素を取り入れています。

ミニマルミュージックだ!と言いつつ、ファンタジーだ!と上でも書いたように同様に音楽シーンに息巻いて、鼻息も荒くしておりましたもので、曲の中に出てくる言葉は「ヘビ姫」や「ヴァイオリンを燃やす」や「絵画」と言った絵本に出てくるような世界観になっています。

こんな言葉を歌詞に使うくらいですから性格も当時はかなり反抗的でした 笑

僕の中ではとにかくダークファンタジーがテーマでしたね。多分僕たちは海外の若手の音楽シーンの流れをいち早くキャッチしていたバンドだと思っています。たぶんですが...

自分から産み落とされた愛すべき曲なので、やはり愛を持ってお伝えできたらと思います。過去の作品ですが、あの時の自分が作ってきたという事実があるので、その事実は過去の自分から現在の自分へのメッセージなのかなとも思います。

カッコいい曲なのでぜひ聴いてください。

【ザ・フォレスト】

真夜中 浅い眠りから覚めるように
怪しい雲が月を隠していく

魔法の言葉で 蘇る亡霊
神様でさえも見逃す その場所

絵画のように
美しいフォレスト

深い霧がかかる湖に浮かぶのは
迷いの森へ誘うヘビ姫

鳴り止むことのない 永遠のオーケストラ
ヴァイオリンを燃やして
神秘の迷宮

絵画のように
美しいフォレスト
旋律を奏でるように
不協和音のフォレスト

真実を映し出すように
美しい魔性のフォレスト
出口を見失う
シュールリアリズムのフォレスト



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