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なぜヤムヤムをやることにしたのか? その4〜プロジェクトのミッションについて

スキ、フォロー、本当にありがとうございます!
今まではfacebookinstagramをメインに発信をしてきたので、noteは初めてで手探りで書いてますが、何だか新鮮な気持ちで書けてます。頑張って続けて行こうと思ってますので、どうぞよろしくお願いします。

初noteのヤムヤムの活動総集編的なダイジェスト紹介から、なぜヤムヤムをやることにしたのか?を1〜4までの想定で書き進めてきました。

一応、再掲しておきますので、よかったら順番に。
もう読んでるよ!の方は、飛ばしていただいてOKです。
→ちょこちょこ加筆したりしてます ^o^

プロジェクトへの想い〜タイ料理で日タイをつなぐ?って一体どういうことなの?

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みなさんおそらく良くわからないと思いますので、説明をしてみたいと思います。

タイレストランの現場で働いていた時に感じたことなんですが、例えばタイから空輸して届いた現地産のフレッシュハーブ(ガパオとか、ホーラパーとか、プリッキーヌーとか、いわゆるタイ料理でよく使う食材)とかは、収穫されてから店の厨房に届くまでの長旅で食材自身も疲れてて、さすがに少し痛んでいたりとかしています。使えないところを除いたりすると歩留まりも悪くなるし、保冷や空輸代もかかる訳だから当然仕入れ値も高くなります。

タイ料理は現地では一皿100円くらいなのに、何で日本のタイ料理は1000円もするんだ!ぼったくりだとか、よくわからないことを言う人もいますが、シェフを現地から招聘して雇用してたり、食材も一般に流通していない珍しいものを使う訳だし、このような背景があるので単純に100円と比べる訳には行きませんね。

もちろん、今は流通も発達してますし、日本国内でもタイ野菜やタイハーブに取り組む農家さんも全国で増えてきているので、世の中のタイ料理の認知と浸透と比例する形でタイ食材の取り扱いもじわじわ盛り上がって来ていると思います。
(先日、国内のタイハーブ産地の取材に行って来たので、また改めてnoteにまとめたいと思ってます。)

ならば、同じ種類や品目の野菜や素材であれば、シェフの見立てと解釈で代替できる国産の素材をつかった方がいいんじゃないかと。
痛んだ食材を無理に現地産にこだわるばかりに使ってしまい、満足の行かない内容のタイ料理を提供することで、逆に満足度を下げてしまいます。結果的にタイ料理は高くて美味しく無いという負のスパイラルを生んでしまう。

タイ料理の解釈を現地産に極力近づける “原理主義的”な考え方ではなく、もっと発想を広げて“食の共通項”を使って自由に発想すれば、逆にタイ料理自体の可能性が広がるんじゃないか?と思ったんです。
それが始まりです。

タイ料理ではなく、“新・タイ料理” なのです。
当会では、この新・タイ料理というワード、考え方を10年前から提唱しています。

下記はその考え方を説明したものです。

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ただ、あまりにも自由にやり過ぎてはタイ料理ではなくなってしまい、単なる創作料理になってしまうので、そこはタイ料理のプロ側の見立てを入れつつ、しっかりしたレシピとしてレコメンドしていくことで、ちゃんとしたタイ料理メニューとして成り立つだろうと。

四季を取り入れた日本にしかないタイ料理!

日本には四季があります。
季節に応じた旬の食材が全国各地にあり、地方の特色がしっかりあるという日本だからこそ持ち得る、圧倒的な地方の食コンテンツの魅力。
ここを使わない手はない!

タイ料理のエッセンスと全国の地方食材を掛け合わせたレシピ開発をベースに、日本列島47都道府県の、そしてタイ77県のそれぞれの魅力を、オリジナルタイレシピをベースに存分に引き出し、引き立て、伝えられる場を作りプロデュースしたい。

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ただし、春夏秋冬の各シーズンそれぞれの食を紹介するには、最低でも各県ごとに4回はイベント実施して紹介していかないと、やり遂げたことにはなりません。まあ、イベント以外のやり方も組み合わせていけば、なんとでもなるのかなと。

まだ、18県の開催実績です。大変長い道のりですが(笑)、産地イベントの定期実施を中心にローカルでの活動範囲を拡げていき、地域の活性化や国際文化交流の推進のために、微力ながら力になれれば幸いです。

タイ77県のローカル産地を取材して日本に繋いでいく!

また、国内の開催がある程度形が見えてきたところで、タイ側での活動も同時展開していきたいと考えています。

タイのローカル食を中心に、日本の生産者との技術交流やコラボレーション、食を中心にした産地視察案内等を順次企画していく計画です。各地の食、生産者のこだわりや想いを大事にし、日タイを食でつなぐ活動を、周囲の皆様のサポートをいただきながら、ひとつずつ形にして行きたいと思います。

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大好きな日本、大好きなタイ、そして万国共通の愛すべき食文化。
この全てに関わることができる、Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHENの活動を進めることができて、とても嬉しく思っています。

長年のデザインキャリアの中で直接見て回った、全国各地のローカル地域での人口の高齢化や、若者の流出による地域の過疎化、中央市街地の空洞化といった問題への懸念。

また、食のグローバル化に伴って伝統料理や郷土食の伝承が薄れ、日本人の食を取り巻く状況の変化が急速に進行しています。

様々な人々の想いや、土地の持つ食文化を汲み取り、タイ料理を媒介にして新たな形にすることで、いままでにない国際文化交流の形を実現していきたいと考えています。

このオリジナリティ溢れる、ユニークなフィールドを舞台に日タイを駆け回りながら日々頑張っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

☆補足1
どうつなぐのか?まだ具体的な説明になっていないのですが、、汗
とりあえず記事を上げながら、補足・加筆していきますね。
具体例を挙げていけばイメージできると思いますが、また後日に。。

☆補足2
日曜から前入りで奈良県五條市へ出張してきます。昨年からサポートさせていただいている農業法人のブランディングプロジェクトです。この取り組みもヤムヤムの活動展開からつながるものなので、後日フォーカスして詳細を説明したいと思ってます。




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