精神科医で、心療内科医でもある川野泰周氏は、現代人の疲れは、心理的なものによる所が多いと言います。

それは「脳の疲れ」によるもので、休んでいても、いつも脳は別の事を考えて心配している「マルチタスクの疲れ」によるものだという。

次の会議では、何を発表しようとか、誰かに連絡しなきゃいけないとか、あぁ、これはこんな風にすれば良かったとか、休んでいても常に頭の中は、色んな事を考えているのである。

これでは、脳はいつもフル回転で作業をしているのと一緒で、休んでも休んでいないのと同じ事になります。

禅には、「即今(いま・そっこん)」「此処(ここ)」「自己(わたし)」という有名な言葉がある。

我々が生きるということは、昨日でもなければ明日でもない、バーチャルの世界でもなければ、そして、他人をうらやんだりすることでもなく、「いま、ここ、わたし」を生きること。

行徳哲男師はそれを、

『獣(けもの)には時の観念がない。獣には「昨日はよかった」も「明日はなんとかなるだろう」もない。獣にあるのは「今」と「ここ」だけだ。だから、迷わない。不安もない。』

『不安や迷いは時がつくるものである。昨日と今日と明日をつないで見るから不安になり、迷いが起こる。「今」と「ここ」しかないと思えば、何もないのである。』
と教えてくれます。

勿論先の事を見通して、しっかり準備をする事は大切です。

でも、先を心配しすぎて、今この時をおろそかにしてはいけないと思います。

脳疲労を起こさないように、今を大切に、目の前の事を集中していきたいですね。

今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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