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「小さな人生論2 /致知出版社」(藤尾秀昭)の中にこんな文章があります。

『碩学(せきがく)・安岡正篤氏は「人物」を磨くための条件として、次の二つを挙げている。

1. すぐれた人物に私淑(ししゅく)すること。
2. 魂のこもったすぐれた書物を読むこと。

安岡正篤氏も、稲盛和夫さんも、読書の大切さを訴え、どんなに忙しくても読書を欠かさなかったといいます。

しかし、今は子どものみならず大人も本を読まなくなった、と言われています。

手軽にに入手出来るインターネットの情報だけを見て、本を隅から隅まで読むという習慣は殆どなくなってしまっているように思います。

しかし、読書力の低下はそのまま人間力の低下につながり、国の衰退になりかねないことを偉人達は警鐘しています。

「7歳の児童たちの読書量が、将来の世界における英国の位置そのものである」
と、イギリスのブレア首相は危機感を持って伝えています。

7歳とは、まさに小学校1年生ですね。

小学校1年生の読書量が、将来の国の力を決めるというのです。

これが本当なら、国として大きな問題であろうと思います。

親が読書好きでなければ、子供は本を読まないし、幼児の頃、寝る前に、毎晩、親が絵本を読んでくれた子供は、必ず本好きになります。

出来れば小さい頃から、本に慣れ親しむ習慣を持ち、時間がなくても良い本に触れる体験を、日頃から持つように心掛けていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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