人生を逞しく生きるのに、根っこは大事です。

植物が生き生きと生育していくのに欠かせないのが根。

土中の目に見えない働きがあって花は咲き、葉は生い茂りますね。

人間も然りだと思います。

人が人生という時間軸の中で自らの花を咲かせていくには、根っこがなければ到底咲かせる事は出来ません。

では、根をしっかり張るにはどうしたら良いのでしょうか?

今日は釈迦の言葉から、大事な心掛けをご紹介致します。

釈迦は人間を悟りに導く方法として、六波羅蜜(ろくはらみつ)を説きました。
それは次のようなものです。

●布施(与える)。
●持戒(自ら戒めるものを持つ)。
●忍辱(にんにく/苦難やいやなことを耐え忍ぶ)。
●精進(仕事に一所懸命打ち込む)。
●禅定(心を落ち 着かせる)。
●智慧(以上の五つの修養に努めていると生まれる)。

これが 六波羅蜜である。

これはそのまま、心の根を養う実践徳目であるという。

中で特に根を養うのに大事なものは、忍辱だと仰っています。

人生の艱難辛苦に耐え忍ぶ。

植物が厳しい風雪や干天にさらされるほど強く根を張るように、人間の根もそこに養われるのだと思います。

人生の荒波にも耐え忍び、尚且つ心を落ち着かせて、知恵を得たいものですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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