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上坂徹氏が、日本の業績の良い会社の社長さんに、撮影の合間にどうしても聞いてみたい事があり、インタビューを行った事があるという。

それはどのようにして、この会社のトップに上り詰めたのか、その入社のきっかけを知りたかったからだといいます。

すると多くの社長さんが、似たような事を仰っていたというのです。

「ちょっとした偶然だった」
「たまたま友達に誘われて説明会に行った」
「サークルの先輩がたまたまいた」
「実はまったく関心のない業界だった」 「第一志望は実は他にあった」など.…

自己分析をし、業界の分析や会社研究をし、将来のイメージを描き、どうしてもこの会社でなければならない、と意を決して入社した、という人はほとんどいませんでした。

完全に肩の力が抜けていたというのです。


「計画された偶然(プランド・ハプンスタンス・セオリー)」という言葉があります。
(スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授)

キャリアのほとんどは偶然によって引き起こされ、その偶然に対してポジティブなスタンスでいると、キャリアの成功を得やすいという事のようです。

野球のイチロー選手や、大谷翔平選手のように、子どもの頃からの夢や目標を実現したという例もあるが、これはほぼありえない確率で起きた奇跡的な事例かもしれません。

ほとんど大多数の人は、予期せぬ偶然に翻弄されながら、自分のキャリアを積み重ねていくのです。

そして、その中でも、成功した人たちは一様に、肩の力が抜けているという。

「こうでなければ嫌だ」、とか「ここは絶対に曲げない」というようなこだわりがない。

クランボルツ教授は、よき偶然が起こるためには5つの考え方が大事だと言います。

🍀それが、「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」の5つです。

日頃から肩の力を抜いて、偶然を大切にしていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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