「感謝と祈り」第676話

《私の成功の秘訣が一つだけあるとすれば、 ずっと子供の心のままでいたことです。》

これは、アルベルト・アインシュタインの言葉です。

アインシュタインはバイオリンを弾くことを趣味としていて、よく研究室でも弾いていたそうです。

彼がバイオリンを習い始めたのは幼少のころでしたが、バイオリンの先生がお手本となる曲を弾くと、「すごいなあ」「さすがだなあ」という言葉をよく連発したといいます。

すると、それを見た先生は、「この子はいずれ大成するに違いない」と感じたそうです。

何故かというと、「すごいなあ」「さすがだなあ」という子供がよく口にする言葉は、感動、感激する心にほかならず、それだけ感受性が豊かな証拠だからです。

仕事でも趣味でも、感受性を大切にしながら取り組めば、向上心や探究心が養われ、 必然的に前向きに生きられるようになるのです。

大人になっても、子供のように何かに感動すれば、 いつも何かにワクワクしたり、楽しい気持ちで取り組む事が出来るようになるでしょう。

自然に、「自分もああなりたい」「あの人みたいになりたい」という思いが芽生え、モチベーションが高まり、意欲も倍増します。

つまり、自分では気がつかないうちに、前向きに考えたり、行動できるようになり、望んだ成果を手にすることができるようになるのです。

アインシュタインの成功の背景には、子供の心をいつまでも持ち続けた所にあるのかもしれません。

私たちも好奇心を持ち続け、子供のように素直な気持ちで、物事に感動する心を持ち続けていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。